【2022年版】パソコンのキーボードが使えない場合の3つのチェックポイントを解説
パソコンを使用していると、マウスやキーボードなどの外部接続機器を使用する場合がほとんどだと思います。
しかし、突然反応しなくなった際にどのように対応したらよいのかわからずに困ってしまうこともあるでしょう。
キーボードが反応しなくなったとしても、キーボードそのものだけの問題とは限りません。
この記事ではキーボードが反応しなくなったときの原因と対処方法を解説します。
■キーボードが使えない原因
まずはキーボードが反応しない場合、どのような原因が考えられるでしょうか?
疑うべきポイントは主に3つあります。
1.接続の問題
2.物理的な故障
3.設定の問題
それぞれについて、問題がないかを1つ1つ確認していって原因の切り分けをしていけば、おのずと原因を特定することができます。
1.キーボードの接続の問題
パソコンとキーボードの間には細かく言えば、
- キーボード本体
- ケーブル
- USB端子
- 無線の場合は受信機
などがあります。
これらの接続に異常があるために反応していない可能性があります。
2.キーボードの物理的な故障
次に物理的にキーボードが故障していないかを疑います。
ケーブルが切れていたり、USB端子が壊れていたりなどといったことがあります。
他のPCに接続を試すことができれば、PC側の問題かキーボード側の問題かどうかを切り分けられます。
3.設定に問題がある場合
フィルターキーやNum Lockなどのキーボードの操作を制限や変更して、特定の用途でのみ使いやすい状態を作り出す機能があります。
これらの機能が有効になっていないかどうかをチェックします。
■チェックポイントと対処方法
それでは、考えられる原因に対してのチェックポイントと対処方法を見ていきましょう。
キーボードの接続を確認
キーボードが正常に接続されているか、認識されているかを確認していきます。
正常に接続されていればキーボードのタイプによって、ランプが光るものがあります。
USBの挿し直し、Bluetoothの再接続で直る場合があります。
また、認識されているかどうかはWindowsの標準機能で確認できます。
次の手順で確認します。
1.タスクバーの検索に「キーボード」と入力します。
2.検索結果に表示される「キーボード」を開きます。
3.ハードウェアタブの「デバイス」を確認します。
別のPCに接続して動作を確認
次に別のPCへの接続を試すことで、PC側の問題かキーボード側の問題かがわかります。
別のPCでも同じように反応しなければキーボードの問題で、別のPCで正常に使うことが出来ればPCの問題となります。
設定の確認
フィルターキーやNum Lock、Caps Lockの確認をします。
Num Lockは、通常キーボードのテンキー(数字のキーボード)部分にあります。
ここが有効になっていると、テンキーが使えません。
うっかり触ってしまい、数字が打てなくなったということはよく起こります。
また、フィルターキーが設定されていると、キーを長押ししないと反応しなくなります。
これは手が震えてしまう人などが使いやすいようにするための機能です。
特別な設定をしなくても、キーボード右側のShiftキーを8秒以上長押しするとフィルター機能をオンにする旨のポップアップが表示され、誤って「はい」を押すとフィルター機能がオンの状態になります。
有効になっている場合は次の手順でオフにします。
1.スタートボタンを押して、「Windows システムツール」から「コントロールパネル」を開きます。
2.「コンピューターの簡単操作」をクリックします。
3.「キーボードをつかいやすくします」をクリックします。
4.「フィルターキー機能を有効にします」のチェックを外します。
キーボードのUSB部分の清掃
Bluetooth以外の接続方法の場合、必ず接続端子があります。
USBの接続部分にたまったゴミや汚れが邪魔をして認識できてないことがあります。
PC側も含めて接続部分の清掃を行いましょう。
ワイヤレスの場合は電池、バッテリーの確認
無線キーボードの場合、電池もしくはリチウムバッテリーから電気が供給されます。
そのため、電気が供給されないとキーボードの反応はなくなってしまいます。
電池の交換や充電を行ってみましょう。
OSやバッテリーに問題がなさそうなら修理を検討
ここまでの対処を行っても原因はわからない場合にはメーカーや専門業者に相談をおこいましょう。
相談の結果、修理が必要となることがありますので、指示に従って修理をするか新しく買い直すなどを検討します。
■まとめ
「キーボードが反応しない」ことでも、いろいろな原因が考えられます。
しかし、原因がどこにあるかを一つ一つ丁寧に確認していけば、特定は難しくありません。
この記事にある対処方法を行ってもうまくいかない、一部はうまくいくなどの症状があればメーカーや業者への相談をしてもいいでしょう。
焦ってしまう前にこの記事を読んで、実際に読み込まなくなった際に読み返してみてください。