キヤノン製プリンターの廃棄方法とは?メーカーは回収してくれるの?
新しいプリンターを買ったら、古いプリンターの廃棄はどうすればいいのでしょうか。
プリンターを廃棄したい場合、メーカーは回収してくれるのでしょうか。
ここでは、キヤノン製プリンターの廃棄方法について見ていくことにします。
■プリンターは小型家電リサイクル法の該当製品
家電製品の中には、粗大ごみとして捨てることのできないものがありますが、プリンターはどうなのでしょうか。
結論からいいますと、プリンターは小型家電リサイクル法の該当製品なので、廃棄方法が決められています。
プリンターを廃棄するには、各自治体が設定している回収ボックスに持ち込む方法があります。
また、直接回収場所まで持ち込むこともできますし、専門業者に依頼して廃棄してもらうこともできます。
ちなみに、プリンターはごみとして捨てることも可能です。
プリンターは小型家電リサイクル法の対象品ですから廃棄方法が決められていますが、小型家電リサイクル法による廃棄方法は強制ではないため、ごみとして処分することもできます。
ただし、ごみとして処分できるのは家庭で使うプリンターのみで、業務用プリンターは産業廃棄物扱いとなるので注意が必要です。
また、産業廃棄物は通常のごみとして捨てることができないため、産業廃棄物処理業者に依頼して処分しなければなりません。
■プリンターの処分方法
プリンターは、自治体によって不燃物扱いとなる場合と、粗大ごみ扱いとなる場合があります。
そのため、捨てる前に自治体に問い合わせるか、HPを見て確認しておくといいでしょう。
また、プリンターは家電量販店に回収依頼することもできます。
多くの家電量販店では、新しいプリンターを買うと古いプリンターを下取りしてくれますが、家電量販店によっては、新しいプリンターを買わなくてもプリンターの処分だけを引き受けてくれることもあります。
プリンターを買い替える場合だけでなく、ただ古いプリンターを捨てたいときも、家電量販店に問い合わせてみるといいでしょう。
ちなみに、インクカートリッジやトナーカートリッジの捨て方は、プリンター本体とは異なります。
インクカートリッジやトナーカートリッジは、家電量販店やスーパーマーケットなどに設置してあるリサイクルボックスに投函して回収してもらいましょう。
インクカートリッジやトナーカートリッジは、メーカーごとにリサイクルボックスが用意されていることが多いので、それぞれのメーカーのボックスに投函してください。
ただし、メーカーの純正品以外は投函できませんので、純正品ではないカートリッジは、自治体のルールに合わせて可燃か不燃ごみで出すようにしましょう。
■キヤノン製プリンターをメーカーは回収してくれるのか?
キヤノンは「キヤノン グリーンリサイクルサービス」を行っているので、プリンターを回収してもらえます。
このサービスは、オフィスで不要になったキヤノン製事務機器を有償で回収して、再利用するためのものです。
キヤノンは、平成17年5月11日に「広域認定制度」の認定を受けています。(認定番号第70号)
広域認定制度とは、メーカーが自社製品の回収を広域的に行うことにより、廃棄物を減らすことを目的としたものです。
キヤノン グリーンリサイクルサービスの回収料金は以下のとおりです。
グリーンリサイクル 引揚げ料金 合計 搬出撤去費
サービス処理費
30kg未満 2,000円 6,000円 8,000円 3,500円
30kg~100kg未満 5,000円 20,000円 25,000円 7,000円
100kg~150kg未満 7,500円 20,000円 27,500円 7,000円
150kg~200kg未満 10,000円 22,500円 32,500円 8,000円
200kg~250kg未満 12,500円 25,000円 37,500円 8,000円
250kg~600kg未満 30,000円 31,500円 61,500円 16,000円
■回収依頼・処分する際の注意事項
家庭用のプリンターではデータが保存されることはほとんどありませんが、中にはHDDつきのプリンターもあります。
HDD内にはデータが残っているため、プリンターを処分する前にHDDのデータを消去する必要があります。
また、インクリボン型のプリンターは、インクリボンを廃棄しないとリボンにデータが残ったままなので気をつけてください。
パソコンファームで引き取り可能なプリンターの詳細は下記のリンクからご確認ください。