Windows10のアップデートで不具合発生!トラブルの対策方法&予防方法まとめ

2020.01.07

Windows10はさまざまな機能が搭載されて使いやすく便利になっている一方で、アップデートによる不具合が多発していることも事実です。メジャーアップデートにより機能が改善されることは喜ばしいものですが、バグの発生も多く「早く作業の続きをしたい」「アップデートによるトラブルに巻き込まれたくない」といった声も少なくありません。

 

今回は、Windows10のアップデートによるトラブルを極力避けるための対策と、今すぐ役立つトラブル予防方法について解説します。

 

 

■過去にもアップデートによるトラブルが多発

 

アップデートによる不具合が発生したとしても、すぐに対処されていれば被害が少なくてすみます。しかし、2019年10月には、「Internet Explorer」に関する問題点と印刷ジョブの失敗に関する不具合を解消するためのアップデートにより、新たな問題が引き起こされてしまいました。

このケースではアップデートにより、以前は問題なく印刷できていた人までもが不具合を訴えるようになりました。このようなトラブルの拡大をみても「アップデート=万全と思うこと」は危険であると言えます。

 

 

■Windows10のアップデート前にやっておくべき対策

 

・自動アップデートを遅らせる

まずは、何よりも自動アップデートを遅らせましょう。なぜなら、アップデート直後はバグが起きたり、想定外の現象が起きたりする可能性が高いためです。周囲の評判を確認し、問題がないと確認できてからアップデートに取り掛かると良いでしょう。

アップデートの一時停止は、「Windows Update」→「オプション」により設定できます。

 

・ファイルのバックアップをとる

アップデートの不具合により、データに影響が出る可能性もあります。ファイルのバックアップをとっておくことで、万が一、初期化などをする必要に迫られたとしても、その後の対応が楽になります。

バックアップをとる方法は問いません。外部HDDへの保存や「Dropbox」「Googleドライブ」などの外部クラウドサービスなど、各自で使い勝手の良い方法を選択してください。

Windows10のアップデート間際だけではなく、常日頃から定期的にバックアップをとる癖をつけておくと、より安心です。

 

 

■アップデートによる不具合を解消する方法

 

・更新プログラムを削除

起きてしまった不具合を解消したい場合、更新プログラムを削除することが最も簡単な対応策です。ただし、削除することでセキュリティ面の脆弱性が増すリスクもあるため、注意が必要です。

 

・システムの復元でアップデート前の段階に戻す

コントロールパネル内「回復」から、システムの復元を起動します。ただし、システムの復元を行うことで情報の整合性に関する問題が発生することもあります。そのため、データのバックアップを必ずとりましょう。

 

・バージョンアップ前の段階に戻す

「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」→「前のバージョンのWindows 10に戻す」→「開始する」の順にクリックします。Windows Update後10日以内であれば、実行可能なため、データのバックアップをとってから行ってください。

 

 

■どうしても不具合が解消しない場合は「初期化」を

 

更新プログラムの削除やシステムの復元などを試しても問題が解決しない場合は、Windows10を初期化し、再インストールすることをおすすめします。データのバックアップをとっている前提ではありますが、最も簡単な方法と言えます。

 

Windows10は、今後も年に数回、大型のアップデートが行われる予定です。セキュリティ向上や機能の充実など、さまざまな恩恵をもたらしてくれる反面、今回お伝えしたような不具合を引き起こす可能性もゼロではありません。Windows10とうまく付き合っていくためにも、今回お伝えした内容をぜひ参考にしてください。