まもなくWindows7のサポート終了!その影響は?やるべき対策は?
Windows7の完全なサポート終了が間近に迫っていることをご存知でしょうか。サポートが終了したとしても、そのまま使い続ければ良いと安易に考えていると、困ったことが起きる可能性があります。
今回は、Windows7のサポート終了日と合わせて、終了後にそのまま使い続けることで生じる具体的なリスクについて解説します。サポート終了までにやるべき対策についても合わせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
■Windows7のサポート終了日は?
Windows7は、2015年1月13日にすでにサポートが終了しています。実は現在、サポート延長期間であり、最終の終了日は2020年1月14日となります。(マイクロソフトの有料サポートはあります)
■Windows7のサポート終了後もパソコンを使い続けるリスク
サポート終了後も、突然パソコンが立ち上がらなくなったり使えなくなったりすることはありませんが、使い続けることにはリスクがあります。では一体どのようなリスクが発生するのでしょうか。ここでは、具体例とともに解説していきます。
個人情報漏洩
サポートが終了するということは、終了以降のセキュリティ対策が一切ストップしてしまうということです。マルウェアの進化は目覚ましいものがあり、キーボードの入力時の操作からパスワードを読み取るといったものまで誕生しています。
もし個人情報やパスワード、クレジットカード情報などが漏洩するようなことがあれば、損害は計り知れません。
ウイルス感染
新しいウイルスが誕生すれば更新プログラムにて対応が行われますが、また新しいウイルスが誕生するためウイルス対策に終わりはありません。それだけ、この更新プログラムによる対応は、ウイルスからパソコンを守るために欠かせないものです。しかし、サポート期間終了後は、この大切な更新プログラムがインストールされません。そのため、ウイルスが侵入するリスクが格段に高まってしまうのです。
万が一、ウイルスに感染でもした場合には、インターネット回線を通じて取引先や友人のパソコンにもウイルスをばらまいてしまう危険性があります。
周辺機器やソフトが使えなくなる
プリンタやスキャナなどの周辺機器を利用する際には、パソコンにソフトウェアをインストールする必要があります。しかし最新の周辺機器を購入した場合、Windows7との互換性がなくて、せっかく購入したにも関わらず使用できない場合があります。
また、異なるバージョンのソフトウェアをインストールしたとしても、動作保証がなくて誤作動を引き起こす可能性もあります。
■サポート終了までにやるべき対策
それでは、サポート終了までに一体何をやるべきなのでしょうか。考えられる対策は、次の2種類です。
Windows10にアップグレード
Windows7からWindows10にアップグレードすることで、現在のパソコンをそのまま使い続けることができます。しかし、Windows10の無償アップグレード期間はすでに終了していますので、ほとんどのパソコンは通常盤のソフトウェアを購入する必要があります。このソフトウェアは、パッケージ版でもインターネット経由でのダウンロードでも、どちらでも構いません。
Windows10搭載パソコンへの買い替え
現在店頭で販売されているパソコンのほとんどは、Windows10搭載パソコンです。バックアップをとりデータを移動させる必要はありますが、新品を購入することでインストールの手間が省けます。
■長年使用しているパソコンであれば、買い替えがベスト
長年愛用しているパソコンであれば、この機会に買い替えても良いでしょう。いくら最新のWindows10をインストールしたとしても、パソコン本体が経年劣化している場合は、今後使い続ける上でトラブルなどに見舞われる可能性があります。
たとえば、最新のソフトウェアなどを使用する場合、古いパソコンだと容量不足になることがあります。
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