SSDのデータが消えた!?データ復旧させる方法まとめ
「SSDが認識しない!」「SSDが壊れてしまい、データが取り出せない」といったトラブルが起きた場合、最も心配になるのは「データが無事かどうか」ではないでしょうか。
HDDに比べてSSDはデータ復旧が困難といった説もあります。
本記事では、SSDのデータ復旧の前に確認しておくべきことから具体的なデータ復旧方法まで、丁寧に解説します。
■SSDのデータ復旧の前に確認しておくこと
起動するかどうか
まずはパソコンが通常通り起動するかどうか確かめます。起動しない場合は、SSD本体が故障している可能性が高いです。この場合は、一般の人が自力で修理することは困難でしょう。
一方、パソコンが通常通り起動するケースの場合、SSD本体には問題がないケースが多いです。その場合はデータ関連の障害の疑いが高くなるため、復旧できる可能性が高くなります。
不具合の発生原因
次に、SSDの不具合の原因をある程度特定することが必要です。順番に確認してみましょう。
・寿命
SSDには、明確な寿命はないものの、書き換えを行うにつれ性能が劣化していきます。一般的な保証期間である1年以内や、数年で不具合が発生した場合は、寿命以外の原因であると考えると良いでしょう。
・SSD内部のデータ容量の不足
不具合が発生する直前の空き容量が大幅に減っていた場合、容量不足が原因の可能性が高いです。過度な容量不足は、読み込みエラーを起こす原因となります。
・内部のファイルシステム損傷
寿命、データ容量に問題がない場合は、内部のファイルシステムに何らかのトラブルが起きている可能性もあります。
そのほか、SSD内蔵のパソコンを落下させるなど物理的なダメージを与えたことによる物理的損傷や、OSのトラブルなども原因のひとつです。
■データ復旧ソフトを使用する場合
データ普及ソフトを用いる場合は、SSD本体やOSに問題がないことが大前提です。例えば、パソコンが起動しない、OSが立ち上がらない、パソコン本体を落下し衝撃を与えたといったケースでは、データ復旧ソフトでは改善が見込めません。
データ復旧ソフトを使う場合は、インストール後、起動し、SSD内部を認識します。表示されたデータは、基本的に復旧できるデータと考えることができます。
■データ復旧業者に依頼する場合
SSDにデータを保存している部分を「メモリチップ」と呼びます。さらに細かく分けると、コントローラチップが使う「システムエリア」、データ保存の場所の「ユーザーエリア」に分けることができます。
システムエリア内の障害の場合は、データ自体は無事ですから復旧できる可能性が高いです。しかし、ユーザーエリアの障害のケースでは、難易度が上がります。
復旧ソフトを使い自力で解決しようとしたことで、さらに症状を悪化させるケースもあります。費用はかかりますが、データ復旧のプロである業者に依頼することをおすすめします。
■古いパソコンが原因でデータが消えることも
SSDのデータ復旧に関しては、時間や手間、金銭的負担が発生します。精密機械である以上、どれだけ丁寧に扱っていたとしても、経年劣化によるトラブルは避けられません。
すでに長くパソコンをお使いの場合は、突然データが消える可能性も考えておく必要があります。バックアップをとり、データ消去に備えることも大切ですが、根本的解決にはなりません。
データ復旧に多額のお金を使うよりも、新しいパソコンに買い替えた上で、データ消失の心配なく、スムーズに仕事や作業を進める方法もあります。
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