身近なSDG’sへの取り組み 古いパソコンを資源に再利用して持続可能な社会を作ろう!

2022.07.20
SDG's_アイキャッチ

最近はテレビやインターネットでSDG’s(エス・ディー・ジーズ)という言葉を聞く機会が増えたのではないでしょうか。

持続可能な開発目標ということで地球の将来を見据えた取り組みとして注目されていますね。

今回はその活動の一環として古いパソコンの資源に焦点を当てみました。
SDG’sについて理解を深め、皆さんも身近なことから一緒に始めてみませんか。

 

SDG'sの地球イラスト  

 

SDGsとは?

 

SDGs(エス・ディー・ジーズ)は、持続可能な開発目標のことを指します。
2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標となっています。
17のゴール・169のターゲットで構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」という宣言もされています。簡単に言うと、よりよい社会の実現を目指している世界共通の目標です。
今回のタイトルにもなっている「古いパソコンを資源に再利用して持続可能な社会を作ろう!」というのもSDG’sの環境への取り組みの1つです。

 

 

中古パソコンのリサイクルで身近なところから持続可能な社会作り

 

SDG'sの地球画像

パソコンの寿命は一般的に5年と言われています。
もちろんパソコンのスペックなどによって使用できる年数は異なり、中には10年以上利用できるケースも少なくありません。 電源が落ちる、フリーズする、動作が遅延するなどの症状が頻繁に出ると買い替えの時期となり、1つの「中古パソコン」ができてしまうことになります。
パソコンも家電の一種なので寿命は仕方ないと言えるかもしれません。リサイクル、リユース、分解して素材ごとに再利用するなど、使い終わった後の資源を有効活用することが大切になってきます。

 

パソコン1台をリサイクルしたときのSDG’sへの貢献度とは?

 

SDG’s の取り組みの目標の中に2030年までに、ごみが出ることを防いだり、減らしたり、リサイクル・リユースをして、ごみの発生する量を大きく減らすということがあります。
パソコンは、金・銀・銅・アルミニウム・鉄・プラスチックなど多くの素材が使われていますので、リサイクルが可能となっています。特にプラスチックは燃料エネルギーとして環境への負荷を減らすことも可能となっています。
他の家電と比較しても多くの種類の部品で構成されるパソコンだからこそ、たかが1台かもしれませんがリサイクルすることによるSDG’sへの貢献度は大きくなっています。
最も大切なのは1台1台のリサイクルを積み重ねていくことに意識を持つことです。

 

パソコンをリユースするメリット

 

パソコンをリユースするというのは、中古として再度利用するということを指します。
最近では、中古パソコン専門店ができるほど需要が高まっています。
SDG’sの目線で言うと、本来はリサイクルや廃棄物として処理されるパソコンが、新たに別の人が利用してくれることになるので「ごみを減らす」ということにつながります。
また、消費者としても中古パソコンは安く購入できるというのが一番のメリットとなっていますので、お財布にも環境にも優しいと言えるでしょう。
インターネットやメールだけを楽しみたいという用途であれば、実は中古パソコンのスペックでも十分だったりするのです。

 

 

■SDG’s達成に向けた当社の3つの取り組み

 

当社では、パソコンやスマホの処分や回収をおこなっています。
基本的には、送料・回収無料で承っており、確実なデータ消去もお約束します。データの入っているHDDを引き続き利用されたい場合は返却サービスを利用いただくことも可能です。
また、2030年SDG’s達成に向けて「環境面」「社会面」「経済面」の3つにおいて貢献するために指標を設定しています。

 

2030年CO2排出量削減に向けた環境面への貢献

 

環境省が定めた環境経営システムに関する第三者認証・登録制度であるエコアクション21の認証取得を得てCO2排出量の削減に取り組んでいます。
2.5kg-CO2/h以下を2030年に向けた指標として、「ゴミゼロ社会」を目指しています。

 

2030年パソコンを寄贈する社会面への貢献

 

具体的な取り組みとしては、地域の障碍者施設へ就労支援を目的としてパソコンを寄贈することとします。
2030年に向けた指標は、年間寄贈台数 30台です。
2021年の寄贈台数は0ですが、取り組み開始後3年後には寄贈際数10台を目標に、2030年の指標達成を目指しています。

 

2030年リユース・リサイクルで経済面への貢献

 

使用済みパソコンや周辺機器を回収し、リユース・リサイクルをすることによって経済面での貢献も目指します。
2030年に向けた指標は、60,000件以上としています。廃棄物として処理される可能性のあるパソコンを1台でも再利用できる状態にすることによって、環境だけでなく消費者のお財布にも優しいというところも目指しています。

 

 

■まとめ

 

この記事では、SDG’sと中古パソコンの関係性について解説しました。
パソコンやスマホが普及し1人1台の時代を迎えているなか、環境へのり組みとして、中古パソコンの有り方が注目されています。
ゴミをゼロにするというのはなかなか難しいかもしれませんが、リサイクルやリユースの意識を持つことによって、少しでも環境面で貢献できることがあります。
当社は埼玉県SDG’sパートナー登録団体となっていますので、何か気になることがあればお気軽にご連絡ください。