デジタルトランスフォーメーションとは?導入するメリットなどについて解説

2020.08.22

デジタルトランスフォーメーションについてご存じでしょうか?

 

デジタルトランスフォーメーションとは、「ICT技術の導入により生活をより良くしていく」という概念のことで、近年ビジネスへの導入の重要性が叫ばれています。

 

この記事では、デジタルトランスフォーメーションの概要を紹介したのちに、導入のメリットやビジネスに利用される代表的なテクノロジーについて解説します。

 

デジタルトランスフォーメーションとは何か?

デジタルトランスフォーメーションとは、スウェーデンのウメオ大学の教授エリック・ストルターマン氏が提唱した「進化し続けるテクノロジーが生活をより良くしていく」という概念です。

 

漠然とした概念ですが、デジタルトランスフォーメーションのテクノロジーとは主にIT技術を指しており、日常生活・ビジネスの両方で適用される概念です。

 

企業がデジタルトランスフォーメーションを導入するメリット

ビジネスにデジタルトランスフォーメーションを導入するとはどういうことでしょうか?

 

ビジネスにおけるデジタルトランスフォーメーションは、テクノロジーの活用によって、ビジネスの内容をより良くしていくことです。

この章では、そのポイントを3点紹介します。

 

・業務効率が向上する

デジタルトランスフォーメーションにより業務の一部を機械化・IT化することにより、無駄な労力を省くことができ、業務効率が向上します。

デジタルトランスフォーメーションにおいて大切なことは、単にIT技術を導入するだけではなく、業務そのものの必要性ややり方の見直しまで含めて考えることです。

 

・収益率の向上

業務効率の向上やビッグデータの活用による経営予測により、収益率のアップが期待できます。

 

2018年2月のマイクロソフトとIDCの調査では、2021年までにデジタルトランスフォーメーションにより日本のGDPが約11兆円貢献するという見通しが立てられています。

 

・新たなサービスの開発につながる

デジタルトランスフォーメーションにより、ニーズの把握や分析が容易になり、新たなサービスの開発につながります。

また、ITサービスの活用により、商品開発のスピードが高速化するというメリットもあります。

 

デジタルトランスフォーメーションの代表的なテクノロジー

この章では、ビジネスに利用されるデジタルトランスフォーメーションの代表的なテクノロジーを3点紹介します。

 

それぞれの活用法やメリットについても紹介するので、自社の業務と照らし合わせながら読み進めていただければ幸いです。

 

・AI(人工知能)

情報は「ヒト・モノ・カネ」と並び、経営資源の一つといわれます。

そして、情報を最大限に活用するために活用できる技術が人工知能です。

人工知能を活用することで、膨大なデータをリアルタイムに、経営に反映させることができます。

 

また、AIを搭載したロボットやセンサーの活用も実用化が進んでいます。

 

・IoT

「モノのインターネット」という意味のIoTは、対応の家電製品などが増えていますが、ビジネスの現場にも導入が進んでいます。

例えば、機械をインターネットに接続して故障感知したり、温度や湿度を計測したりするセンサーを搭載して機械を制御したりするなどの活用法があります。

 

・クラウドサービス

Amazonの「AWS」やマイクロソフト社の「Azure」など、クラウドサービスのビジネス利用が増えています。

クラウドサービスを利用することで、ネットワーク経由でビジネスに必要な機能を活用することができます。

 

代表的なクラウドサービスとしては、ストレージサービスやデータベース、電子署名などが挙げられます。

クラウドサービスの活用により、スタッフが場所を選ばずに必要な情報にアクセス・書き込みできるようになり、ビジネスの幅が飛躍的に広がります。

 

これらのデジタルトランスフォーメーションのテクノロジーを活用して、業務の効率化や改善を目指していきましょう。