データレスPCの導入を検討中の方へ!メリットとVDIとの比較まとめ

2020.04.03
ビジネスイメージ

社外にパソコンを持ち出すと、紛失や盗難、データ流出といったさまざまなリスクが発生します。

このような問題を解決する方法のひとつが「データレスPC」です。

 

今回は、データレスPCの基本情報やメリット、VDI(仮想デスクトップ)との違いなどについて、詳しくご紹介していきます。

テレワークをはじめ、社外にパソコンを持ち出す機会が多い企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

■データレスPCとは

 

データレスPCとは、通常のパソコンに専用のアプリケーションをインストールし、PCのローカルに書き込みを禁止するパソコンのことです。

「書き込みを禁止=パソコン本体にデータを保存できない」ことを意味します。

高いセキュリティが特徴の、新しいタイプのパソコンです。

 

 

■データレスPCのメリット

 

早速、データレスPCを使う具体的なメリットについて、みていきましょう。

 

・情報漏えい対策

データレスPCの場合、パソコンのローカルHDDは、常にデータがゼロの状態です。

そのため、万が一パソコン本体の紛失・盗難の事態が生じたとしても、盗まれるデータは存在しません。

頑丈なセキュリティ対策により、情報漏えいを防ぐことができます。

 

・データ損失への備え

通常、パソコンのローカルHDDにデータを保存した場合、ウイルスや予期せぬ事態の発生、パソコンの故障により、データが失われる可能性があります。

しかし、データレスPCの場合、全てのデータはサーバー上で管理されているため、データが失われる心配はありません。また、サーバーでは定期的にバックアップが実行されます。

 

なお、データレスPCはサーバー上でデータが管理されるため、代替機でも作業が可能です。

PCが故障し修理や交換が必要になった際にも、業務を止める時間を最小限に抑えることができます。

 

・利便性・安定性の向上

データレスPCは、オンライン・オフラインどちらでも作業が可能です。

例えば大切なプレゼンの最中に通信が不安定になったとしても、影響を受けることはありません。

 

 

■VDI(仮想デスクトップ)との比較

 

比較されることが多い、データレスPCとVDI(仮想デスクトップ)。

データ漏えいを防いだりデータ損失に対する備えがあったりと、共通する部分も多い一方で、細かな部分ではさまざまな違いがあります。

 

データレスPCとVDIの違いをよりわかりやすくするため、一覧表を作成しました。

 

 

データレスPC

VDI(仮想デスクトップ)

利用方法

データのみをサーバーに保管

パソコンにデスクトップ画面を転送

運用

利用者がOSのバージョンアップなどを行なう必要がある

サーバー側で一括管理。利用者は、OSのバージョンアップなどの手間がかからない

費用

VDIに比べ安価

初期コストが高め、データレスPCに比べ費用も高い

処理の安定性

PC側の資源を使用するため、外部の影響を受けない

サーバー側の資源を使用し、ハードウェアを共有するため、外部の影響を受けやすい

 

 

■今後ますます需要が高まると予想されるデータレスPC

 

VDIと同程度の効果が期待でき、かつ高価なサーバーを必要としないデータレスPCは、今後ますます需要が高まると想定されます。

 

社外へパソコンを持ち出す機会が増える一方で、情報漏えいが企業にもたらすリスクは年々高まりつつあるため、悩まれている担当者の方も多いのではないでしょうか。

 

データレスPCにはさまざまなメリットがありますが、初期コストを抑えられること、データを保管するサーバーに関しても社内のファイルサーバーだけでなく外部のクラウドで管理することができることは、特に大きなポイントといえます。

 

現在の社内ファイルサーバーの構築・運用状況、セキュリティ対策に応じて、より自社に合った方法を選ぶことができますので、データレスPCの導入についてお悩みの担当者の方は、ぜひ本記事をお役立てください。