用途で選ぶ！webカメラ、監視・防犯カメラを詳しく解説

最近では、監視・防犯カメラは身近な存在になりました。あらゆる場所で監視・防犯カメラが設置され、犯罪を未然に防止するとともに、何か犯罪に巻き込まれた際は、証拠映像としても役立ちます。

今回は監視・防犯カメラの目的や機能について詳しく解説していきます。

【監視・防犯カメラとは】

監視・防犯カメラとは、犯罪の抑止や犯罪を記録するための専用カメラです。一定期間録画データを保存することで、遡って録画内容を確認できるのが大きな特徴です。

利用目的に合わせて豊富な種類がある、また手頃な価格で購入できることもあり、以前よりも導入しやすくなっています。

それでは、監視・防犯カメラの利用目的、その具体的な種類や形状について詳しく見てみましょう。

＜目的と活用シーン＞

監視・防犯カメラの目的は多岐に渡ります。長期間記録するだけのこともあれば、スポットで監視として利用することもあります。

屋外であれば、駐車場や玄関などの監視に役立ちます。

屋内であれば、ペットや赤ちゃんの見守り、介護用としても活用できます。

＜設置場所＞

屋外であれば、建物の周りや出入り口、駐車場などに設置して利用します。

設置する際は以下の点に注意しましょう。

・障害物がない

・全体を見渡せる

・電源を確保できる

・インターネット回線が確保できる

・雨風にさらされない（カメラが防水対応しているか）

一方、屋内であれば、オフィス、店舗、自宅で利用するケースが考えられます。

屋内に設置する場合は、天井に付けるタイプのカメラが多いです。エレベーターやエントランスなどにもよく設置されているでしょう。自宅で使用する場合は、コンパクトなカメラが多く、机や棚などに置いて使用することが多いです。

＜防犯カメラの種類と形状＞

続いて防犯カメラの種類と形状について解説します。

• webカメラ

webカメラは単体では動作しません。基本的にはパソコンと接続することで動作します。主にオンラインミーティングなどのリアルタイム通信で利用されます。パソコン側にカメラの制御を委ねているため、録画などを考えると、監視・防犯カメラとしては向いていません。

• ネットワークカメラ

ネットワークカメラとは、カメラとコンピュータをセットにした装置であり、単体で動作可能です。インターネットに接続でき、パソコンと同じようにIPアドレスを保有します。そのため、外部からインターネット経由でネットワークカメラへアクセスし、パソコンやスマホから映像確認・設定、遠隔操作などができます。

• ボックスカメラ

ボックスカメラは四角い形状で大きく、存在感があります。そのため監視するだけではなく、犯罪防止にも有効です。駐車場、銀行、コンビニなどで設置されます。ズームにも対応しており、屋外で利用することもあり、耐久性の高い製品が多いです。

• ドームカメラ

ドームカメラはボックスカメラに比べると、円形でレンズが目立ちにくい構造です。照明のように天井に設置することが多いです。目立ちにくいため、飲食店やオフィスなどの屋内での利用が多いです。ボックスカメラよりも、撮影範囲が広く、360度撮影に対応しているものもあり、死角が少ないのが特徴です。

【監視・防犯カメラの機能を解説】

それでは、防犯カメラを導入する際にどのような点に気をつければよいでしょうか。また、防犯カメラにはどのような機能があるのでしょうか。ここからは、防犯カメラの機能について細かく見ていきましょう。

＜解像度＞

解像度はパソコンやスマホでも指標となる項目です。

映像をどれだけ鮮明に映せるかということです。解像度が高ければ映像は鮮明になり、人や文字を認識しやすくなります。ただし、その分データサイズが大きくなり、保存した際のデータ量が増えたり、遅延に繋がったりします。用途に合わせて適切な解像度を選びましょう。

＜マイク＞

屋外であれば、映像がメインになるかと思いますが、屋内用であれば音声も重要になります。特にペットや子どもの見守りで使用するのであれば、リアルタイムの映像と音声が必要になるでしょう。マイクが内蔵されているタイプのカメラが便利です。

＜録画＞

録画にもいろいろあります。本体にSDカードで録画するタイプ、専用のサーバで録画するタイプ、クラウドのストレージで保存するタイプなどです。いずれにせよ、どれぐらいの画質で、どれくらいの期間、動画データを保存できるのかということを抑えておきましょう。

＜ズーム、首振り＞

屋外利用であれば、固定で撮影することが多いので、角度を変えたり、ズームアップする機能は必要ないかもしれません。一方、屋内の利用であれば、遠隔操作により、カメラが上下左右にどれだけ可動するのか、どこまで映像を拡大できるのかというポイントも抑えておくとよいでしょう。

＜赤外線投光、夜間撮影＞

屋外に設置するのであれば、夜間での撮影は必須でしょう。防犯という意味では、夜間にどれだけ鮮明に撮れるかは1つの条件です。最近では、赤外線投光により、夜間に照明がなくても鮮明に撮影できるカメラが増えています。

【最後に】

監視・防犯カメラは犯罪を防止する、記録するための専用カメラです。防犯カメラの機能や特徴を抑えた上で、設置場所や目的に応じたものを選定しましょう。