USBメモリが認識しない!?USBが反応しないときの対応策と原因を解説

大切なファイルの保存やパソコン間のデータ移動に便利なUSBメモリ。しかし、実際にUSBメモリをパソコンに挿しても認識せず、困ったことはありませんか?

 

USBメモリがパソコンで認識されないと、データの確認や移動もできないので、とても困ってしまうでしょう。

 

そこで今回は、USBメモリが認識しないときの原因と対応策について解説します。最近ではテレワークの方も多く、USBメモリの使用頻度も高まっているため、ぜひこの記事を参考にトラブルを解決しましょう。

 

◆USBメモリを挿しても認識しない原因

まずは、USBメモリを挿しても認識しない原因を見ていきましょう。

 

大きく分けて4つの原因が考えられ、原因によって対応策も異なるため、なぜUSBメモリが認識されないのかを把握することが大切です。

 

・USBメモリをパソコン側が認識できない

USBメモリの製品が古かったり、USBメモリ内部で何かのトラブルが起きたりしているときはパソコンのUSBポートに挿入しても、認識しないケースがあります。

 

挿入したときに、パソコン上の画面内に「USBデバイスが認識されません。」「デバイスを接続し直してください。」などのガイダンスが出ている場合は、パソコン側に原因があるのではなく、USBメモリに原因があると判断してよいでしょう。

 

・USBメモリを複数利用している

USBメモリはパソコン側のUSBポートに接続しますが、その他の製品もハブなどを使用して大量につなげている場合、電力不足が原因で認識しない場合があります。

 

・USBポート(端子)の故障・破損

パソコン側のUSBポート(端子)や挿入するUSBメモリの端子が破損していると認識しない場合があります。

 

多くある原因として、USBメモリの挿す向きを間違えた状態で無理やり挿入してしまうことが挙げられます。向きが違うまま挿入すると、端子内部の金属部分が破損してどのデバイスに挿入しても認識しない状態になる場合があるので、挿す向きには注意しましょう。

 

・BIOSの設定エラー

BIOSの設定が原因でUSBメモリが認識しない場合もあります。BIOSにはUSBポートの稼働をオン・オフにする設定があります。

 

設定がオフになっている場合、すべてのUSB機器が認識しないため、有線マウスなども認識しなくなります。

 

BIOSの設定変更をしてからUSBメモリが認識しなくなったのであれば、一度確認するとよいでしょう。

 

◆USBメモリが認識しないときの対処法

次にUSBメモリが認識しないときの対処法を見ていきましょう。もしUSB接続が認識しない場合は、以下4つの対処法を試してみてください。

 

認識を確認する

まずはパソコン側のUSBポートにしっかり接続できているかを確認しましょう。USBメモリを接続した際にポップアップが表示されなくても、認識している場合があります。

 

認識されている場合は、コンピュータにドライブとして追加されるので確認してください。

 

製品に破損や損傷がないか確認する

パソコンのUSBポートに不良がないのか、USBメモリの端子に破損や損傷がないのか確認しましょう。USBメモリは小型で持ち運びやすいものの、衝撃に弱く簡単に破損してしまいます。そのため、製品の状態をしっかり確認してください。

 

パソコンの再起動

パソコン側が何かしらの不具合で、外部機器の認識ができない状態になっている場合があります。一度パソコンを再起動してから、再度USBメモリを接続すると、認識する場合もあります。

 

デバイスマネージャーを確認

パソコンでデバイスマネージャーを開いて、接続の確認をしてみましょう。接続が正常にできていない場合はデバイスマネージャーにも表示されません。

 

・USBメモリを初期化して対応する

何をしても認識されず、USBメモリ側に不具合があると断定できた場合は、USBメモリの初期化(フォーマット)を検討してください。

 

ただし、USBメモリを初期化(フォーマット)すると当然、USBメモリ内のデータが完全に消去されてしまいます。USBメモリ内のデータが不要と判断した場合、初期化(フォーマット)すれば、認識する場合もあります。