ダークウェブの危険性と概要について徹底解説

2020.12.14

現代ではスマートフォンの普及と通信技術の向上からインターネットを使わない人のほうが少ないともいわれ、インターネットを利用すれば誰でも簡単に情報を入手できる世の中になりました。

 

しかしインターネット上では、良い情報や便利な情報だけを入手できるわけではありません。

 

世界中から危険な情報や匿名性が高い情報が出回っている「ダークウェブ」と呼ばれるWebサイトも存在します。

 

普段利用する検索エンジン(GoogleやYahoo!JAPAN)などでは危険な情報や犯罪になりそうな情報は制限がかかっているため表示されにくく、たとえ犯罪性の高いWebサイトがあってもすぐに運営者が特定されて削除されます。

 

しかし、ダークウェブでは闇の世界で危険な取引が多く行なわれ、今も世界中で動いています。そこで、この記事ではダークウェブについて知らない方に向けて、ダークウェブの概要や危険性について解説していきます。自分の身を守るためにも知識として頭に入れておきましょう。

 

ダークウェブとは

ダークウェブとは、Googleなどの検索エンジンでは見つけられない闇サイトの総称です。闇サイトと呼ばれるダークウェブでは、世界中の危険な情報や匿名性の高い内容が公開されており、犯罪に関連している場合が多く、一般の方には見る必要もないでしょう。

 

しかし、そもそもダークウェブは専用のソフトやブラウザを利用してWebサイトにアクセスするため、一般の方はアクセスすらできません。

 

また、匿名性が非常に高く、世界各地のサーバーを複数経由してアクセスするため、アクセス元が特定できず、危険度も高くなります。

 

ダークウェブが危険の理由

ダークウェブが危険といわれるのには、2つの理由があります。

 

ダークウェブは自分だけでなく、自分のSNSなどに含まれる人物の個人情報などにも危険がおよぶ場合があるので、興味本位では決して利用しないでください。また、場合によっては警察に逮捕もしくは出頭を命令される場合もあります。

 

ダークウェブでは運営者の特定ができない

ダークウェブで物品の売買などの取引を行なった場合でも、匿名性が高いため、運営者を特定できません。そのため、何か犯罪に巻き込まれたり、トラブルが発生したりしても泣き寝入りになることがほとんどです。

 

また、ダークウェブを利用する際に銀行口座やクレジットカードを使用した場合は、ハッキングや不正利用の可能性が高く危険をともないます。

 

ダークウェブで取引されているもの

ダークウェブではおもに危険ドラッグや覚醒剤、偽造クレジットカードなどが取引されており、違法性が高く興味本位で参加するのは、とても危険です。

 

日本の警察でもダークウェブの薬物取引は強く監視しているため、取引をしていなくてもアクセスするだけで、警察に事情聴取される場合も考えられます。

 

ダークウェブに対する注意点

ダークウェブは犯罪に関わる情報が多く、利用するのはとても危険です。こちらでは、ダークウェブに関する注意点をまとめてご紹介します。

 

絶対にアクセスしてはいけない

ダークウェブに興味本位でアクセスするのは絶対にやめましょう。

 

インターネットは専門の人が見ればどこからアクセスしているのか、すぐに特定ができます。そのため、わざわざ危険性の高いダークウェブにアクセスして、怪しまれるような行動は避けてください。

 

何も買わない、何も売らない

基本的にアクセスをしなければ心配はありませんが、もし仮にアクセスしてしまっても、「何も買わない」「何も売らない」が鉄則です。怪しいと思ったらすぐにブラウザを閉じてください。

 

個人情報の漏洩、ウイルスなどの危険性が高い

ダークウェブには、パソコンやネットワークの知識が豊富でハッカーのような人物が潜んでいます。そのため、ウイルスの感染や個人情報の漏洩の危険性があり、知らない間にクレジットカードが不正利用される可能性もあるので注意してください。