Wi-Fiの通信速度の平均ってどのくらい?快適にWi-Fiが使える速度の目安

どこでもインターネットに繋がっているのが当たり前の時代になりましたが、その速度は環境によって変わります。

速度が遅くてもメールやブラウジングは可能ですが、オンラインゲームや動画の再生は辛いと感じる方もいるのではないでしょうか。

特に自宅のWi-Fiの速度が遅いと、できることが限られてしまうのも現状です。

回線を提供してくれる会社の契約プランによって速度が決まるので、速度が遅いと感じる場合は上位プランへの変更を検討しましょう。

 

その検討の材料となるWi-Fiの平均の通信速度や快適に使える速度の目安をご紹介します。

 

Wi-Fiの通信速度に関する基礎知識

Wi-Fiの通信速度を調べる際には、通信速度の単位と、基本的な通信速度を理解しておくと、速いか遅いかの判断がしやすくなります。

 

通信速度の単位

Wi-Fiの通信速度は「bps」という単位で表されます。値が大きいほど通信速度は速くなります。

「bps」は「bit per second」の略で1秒間に送信できるビット数を表す単位です。

また、1Byteが8bitなので、アップロードファイルやダウンロードファイルの容量がわかっている場合は、大体の所要時間を自分で計算することも可能です。

 

基本的なWi-Fiの通信速度

Wi-Fiの速度は、20Mbps~30Mbpsがあれば快適にインターネットが使えると言われています。

また通信速度には上り、下りがあり、それぞれで速度が異なります。上りはデータを送信したりアップロードしたりするときの速度、下りはデータを受信したりダウンロードしたりするときの速度です。メールの受信やインターネットの閲覧時の速度は下り速度を参考に確認しましょう。

ただし、ネット契約時に表示される速度は最大通信速度、「ベストエフォート」と呼ばれる最大数値です。理論上の数値であるため、常にその速度が保証されているわけではありません。どうしても幅が出てしまうので、自分の接続しているWi-Fiの速度を知りたいときは、タイミングを変えて何度か計測してみましょう。

 

通信速度の目安

添付ファイルや表示される画像の量によって変動はありますが、快適に通信できる速度の目安は以下と言われています。

 

  • メール 128~1Mbps
  • ネットサーフィン 1~10Mbps
  • SNS 3Mbps
  • YouTube 1~20Mbps
  • オンラインゲーム 30Mbps
  • 生配信 1Mbps

 

通信速度が足りず、スムーズに動かない場合は、画質を下げたり、表示させる画像の量を減らしたりすると改善されることもあります。ただし、そもそも必要な通信速度に達していない場合もあるので、YouTubeやオンラインゲームなど、推奨速度が表示されているところは、それを参考にします。計測した速度が、推奨速度に明らかに足りない場合はWi-Fiの契約を変えて速度を上げるしかありません。

やりたいことによって通信速度の目安は異なります。速度が遅く不自由に感じたら、実際の速度を計測してみましょう。

 

Wi-Fiの通信速度の計測方法

 

計測できるサイトがいくつか用意されているので、使い勝手のいいものを試してみましょう。それぞれの計測サイトで大幅なずれがあることはあまりありません。それよりは端末の接続台数や通信状況によって速度が左右されるので、2,3度計測した平均値をとると、参考の数値を得やすくなります。

 

BNRスピードテスト

HTML5版があるので、Flashプレイヤー不要での計測が可能です。ボタン押下で上りと下りの速度をそれぞれ計測することができます。測定日時も含めて、コピペしやすくなっているので、続けて計測してメモとして残す場合も便利です。

 

RBB SPEED TEST

郵便番号と回線の種類を選択してから計測します。環境的な要素も考慮したより精密な測定が可能です。スマホ向け無料アプリもあるのでスマホで計測する際はそちらを使うと便利です。

 

FAST

サイトを開くと自動的に下りの速度を計測してくれます。上りの速度が知りたいときは『詳細を表示』ボタンをクリックすると表示されます。簡単に速度を計りたいときにおすすめです。

 

USENのスピードテスト

下りの回線を測定します。測定にはAdobe Flash Playerが必要です。測定結果をもとに用途別の回線スピード判定結果も出してくれます。図で示されておりわかりやすくなっているのが特徴です。