外付けグラフィックボード(GPUボックス)とは?メリット・デメリットについて

外付けグラフィックボードは「GPUボックス」と呼ばれ、ノートパソコンに外部設置としてグラフィックボードを搭載できる機器です。VRやゲームなど、ハイクオリティな映像を楽しみたい方にとって嬉しいアイテムです。

 

今回はGPUボックスのメリットとデメリットを紹介していくので、購入を検討している方は参考にしてみてください。

 

■外付けグラフィックボード(GPUボックス)とは

冒頭で紹介したように外付けグラフィックボードはGPUボックスと呼ばれており、GPUを搭載できる「ボックス」です。このボックスを購入すると、外付けでグラフィックボードを拡張搭載することができるようになります。

 

通常は、映像のクオリティを高めたいならパソコン内部のグラフィックボードを交換しなければなりませんが、GPUボックスなら「ボックス内」に搭載できるので、簡単にパソコンのスペックを向上できるというわけです。

 

■外付けグラフィックボード(GPUボックス)のメリット

まずは、外付けグラフィックボードのメリットを見ていきましょう。

 

・簡単に高性能なグラフィックボードを搭載できる

・ノートパソコンでもハイクオリティな映像を楽しめる

・必要な時だけグラフィックボードを接続して使える

・持ち運びが可能

・デザインやカラーなどオシャレにもこだわれる

 

基本的にGPUボックスのメリットは「映像が綺麗になる」に収束されます。

 

今まで性能不足でVRやゲームを楽しめない状況でも、新しいグラフィックボードを簡単に搭載できるので、パソコンの詳しい知識がない方でも、本格的な映像美を楽しめることが最大のメリットです。

 

■外付けグラフィックボード(GPUボックス)のデメリット

続いて、外付けグラフィックボードのデメリットは以下のような内容があります。

 

・パソコン全体の総スペックを底上げすることはできない

・パソコンによってGPUボックスの接続に対応しているかどうかが異なる

・グラフィックボードは別売り

・価格はピンキリ

・接続ケーブルの規格が製品によって様々

 

外付けグラフィックボードは「ボックス」+「グラフィックボード」がセット売りされている製品があれば、「ボックス」だけとなっている製品もあります。また、接続ケーブルやサイズも製品によって様々なので、パソコンに合ったGPUボックスを選ぶという作業が欠かせません。

 

◇購入時に注意をしておきたいこと

GPUボックスの購入を検討している方の多くは、きっと「3Dゲームを楽しみたい」や「VRをやってみたい」という目的が殆どだと思います。

 

ゲーム等の各サービスでは、「推薦される動作環境」や「動作チェック」といったコンテンツが用意されていますが、まずはここをしっかりと確認しておきましょう。

 

外付けグラフィックボードはあくまでも「グラフィックボード」に関する機能をアップさせられるだけであり、パソコンの「CPU」や「メモリー」など、そのほかのスペックを拡張することはできません。

 

つまり、グラフィックボード関連のスペックを向上させても、その他のスペックが動作基準を満たしていないとGPUボックスの真価が発揮されないため、パソコン全体の総スペックを見ておくことが大切です。

 

■外付けグラフィックボード(外付けGPU)の平均価格

外付けグラフィックボードは、およそ30,000円~80,000円が相場なので、平均価格は約50,000円前後です。

 

値段が安いGPUボックスはグラフィックボードが別売りなケースが多いため、同梱内容と価格を合わせてチェックするようにしましょう。

 

■まとめ

外付けグラフィックボードはパソコン内部をカスタマイズすることなく、簡単に高性能なグラフィックボードを搭載できるのが魅力です。

 

CPUを筆頭にそれなりの総スペックがあるノートパソコンなら、GPUボックスを付けるだけで最高峰の映像美を思う存分に満喫できるようになります。