失敗しないパソコンの選び方を紹介!意識したいポイントとは

2021.01.31

仕事や娯楽目的など、多様な用途のあるパソコン。その用途や目的に合わせて、多くのメーカーからさまざまなパソコンが販売されていますが、特にパソコンに詳しくない人などにとっては、種類が多すぎてどれを選べばいいのか悩んでしまうことも多いでしょう。

 

そこで、この記事では、買ってから後悔しない、失敗しないパソコンの選び方について解説したいと思います。ぱっと見でもわかりやすいよう、ポイントに分けて解説していきますので、パソコンの購入を考えている人は、ぜひ気になる部分だけでも目を通してみてください。

 

 

■まずはパソコンで何がしたいかを明確にする

一口にパソコンといっても、種類や価格帯などによって、できることはそれぞれ異なってきます。そのため、最初に、ビジネス用なのかプライベートで使うのか、主な用途を明確にして、それに合わせたパソコン選びをしていくことが重要といえるでしょう。

 

特に、パソコン選びで最初に決めるべきなのが、どのような形式のパソコンを買うかです。パソコンの形式というと、デスクトップパソコンやノートパソコンが代表的ですが、最近ではiPadなどのタブレット型のPCや、タブレットとノートパソコンの両方の用途で使える2in1型PCなど、新しい形のパソコンも増えてきています。

 

デスクトップであれば自宅などの固定の場所で使う、ノートパソコンなら移動中やカフェなどでも使用できるなど、パソコンの形式はそれを使うシチュエーションと密接にかかわってくるため、パソコン選びのときには、使いたいシチュエーションを明確にすることも非常に重要です。

 

 

■メーカーによって性能も異なる

パソコンを選ぶときには、どのメーカーのパソコンを買うのかも重要なポイントとなってきます。

 

同じ価格帯であっても、それぞれのパソコンは性能が異なり、特にメーカーによる差は如実に現れます。NECや富士通、東芝などの大手メーカーなら性能が優れているというわけではなく、どちらかというとメーカーごとに得意分野、不得意な分野があると考えたほうがいいでしょう。そのため、その傾向と自分のパソコンの用途を擦り合わせて見ることをおすすめします。

 

以下に、主なメーカーごとの特徴を簡単にまとめてみたので、興味のある人は目を通してみてください。

 

◇NEC

国内大手のパソコンメーカーであるNECは、マニュアルやメーカーサポートなどが充実しているため、初心者でもパソコンを使いやすいメーカーです。オフィスソフトなどの豊富なソフトが最初からインストールされているため、自分で準備をせずともすぐにパソコンを使い始めることができるでしょう。

 

ただし、最初からソフトが入っている分などもあり、価格はやや高めに設定されていることが多いという特徴もあります。

 

◇富士通

富士通も、国内シェア率の高い大手パソコンメーカーであり、その分サポートが充実しています。特に保証期間が3年と長く設定されているため、故障などの際にも安心して対応を任せられます。さらに、有償での訪問解決サービスもあるので、機械が苦手な人や故障の対応をすべて任せたい人にはおすすめのメーカーです。

 

もっとも、注意点としては、NECと同じく、海外のメーカーなどと比べるとやや価格は高めになる傾向にあります。

 

◇東芝

東芝は、パソコンの液晶とオーディオに特に力を入れているメーカーです。そのため、主に動画を見たり、音楽を聞くためにパソコンを使いたい人にはおすすめのメーカーといえます。

 

また、パソコン自体の耐久性が高く、セキュリティにも力を入れていることから、故障しにくい点も特徴です。

 

マウスコンピューター

マウスコンピューターは、パソコン業界では比較的新しいメーカーで、国内でのパソコン生産をおこなっています。

 

全体的に、性能に比べて比較的価格が安い傾向にあり、パソコンによって「モバイルクラス」「スタンダードクラス」「ハイエンドクラス」という3つのクラス分けがされているため、

初心者でもパソコンを選びやすくなっているのが特徴です。

 

また、24時間365日、電話サポートに対応しているので、いつでも相談可能で初心者にも優しいメーカーといえるでしょう。

 

ドスパラ

ドスパラは、元はパソコンのパーツショップだったメーカーで、今でもパーツごとの販売も盛んにおこなっています。

 

販売しているパソコンは主にゲーミング用のものが多く、カスタマイズでパーツを取り替える、追加するなどのオプションを選ぶことができるため、性能にこだわりのある人にはおすすめのメーカーといえるでしょう。

 

パソコン工房

パソコン工房も、購入時にパーツの追加や変更が可能で、カスタマイズの自由度が高いメーカーです。自分でカスタマイズをしない人でも、イラスト向けなどユニークな用途のパソコンが多く販売されているため、用途に合わせたパソコンを選ぶことができるでしょう。

 

 

■値段だけで選ぶのはNG

パソコンを選ぶとき、まず目につくポイントに値段があります。

 

パソコンの値段は上下の幅が大きく、高いものは10万円、20万円を超えることもあり、一方で安いものでは1万円以下で買えるパソコンなどもあります。そのため、特にパソコンに詳しくない人などは、違いがわからないからと安いものを選んでしまいたくなるかもしれません。

 

しかし、パソコンを選ぶとき、値段だけで選ぶのはあまりおすすめできません。

 

パソコンの価格は、ある程度性能に比例しており、安いパソコンは性能もそれだけ低い場合が多いです。特に、パソコンの値段が影響してくるのがCPUの性能で、これはいわゆるパソコンの動きの快適さ、重さに直結します。そのため、安いパソコンでは動作が重くなり、中々思うように作業が進められないなど、使い勝手に問題が生じる可能性もあります。

 

また、パソコン本体のCPU性能だけでなく、オフィス機能やグラフィックボード、ディスクドライブなどの付属品の有無も、パソコンの値段を上下する大きな要因です。

 

特に、WordやExcelなどのオフィス機能は、仕事でも使うことの多い付属ソフトであり、付属していないパソコンを買った場合、自分で購入しなくてはならないこともあるでしょう。そのため、オフィスソフトが必要だという人は、あらかじめその分の値段も加算してパソコンの値段を見るのが妥当です。同様に、グラフィックボードやディスクドライブなどの付属品などについても、それ単体の値段を考慮して、その有無でどれだけパソコンの値段が変わっているのかを見てみるといいでしょう。

 

 

■購入場所も大事

パソコンを買うときには、実際の購入場所も大事なポイントとなります。

 

通常、パソコンを買う場所として真っ先に思い浮かぶのは家電量販店ですが、それ以外にパソコンメーカーやオンラインショッピングモールなどでもパソコンの購入は可能です。

 

特に、オンラインショッピングモールは、店舗のスペースを気にする必要がない分、品揃えが豊富という特徴があります。その分、多くのパソコンを見比べるのにも適しているでしょう。また、オンラインショッピングモールには、割引やクーポンなど、独自の特典があるところも多いため、上手く利用すればそれだけお得にパソコンを買うことができます。

 

一方、家電量販店でパソコンを買うメリットは、実際に商品を目で見て、触れることができるということです。デスクトップパソコンの置き場所が決まっている場合や、ノートパソコンの持ち運びの際に重さやサイズが気になる場合などは、実際に家電量販店に足を運んで直接商品に触れてみるのもいいでしょう。

 

さらに、家電量販店には、その場で店員に相談することができるというメリットもあります。家電量販店の店員の多くはパソコンの知識が豊富なため、パソコンに詳しくない人などは店員と相談しながら商品を選ぶことで、自分の希望により近いパソコンを買うことができるかもしれません。

 

また、オンラインショッピングモールと家電量販店のメリットを両取りする方法として、家電量販店で実物を見ながら選んで、選んだパソコンの購入自体は特典のつくオンラインショッピングモールで済ませるというのもおすすめです。