パソコンの画面が真っ青!ブルースクリーンになってしまう原因と対処法を徹底解説
PCを起動しようと思ったら、真っ青な画面が表示された・・・
このような「ブルースクリーン」と呼ばれるエラーが起こると、マウス操作をしても反応しなかったり、再起動が始まってしまったりするなどの不具合を引き起こしてしまいます。
元通りPCを復旧させるには、どのように対処をすればよいのでしょうか?
本記事では、PCのブルースクリーンの原因を踏まえたうえで、対処法を解説します。
ブルースクリーンが起きる原因
ブルースクリーンの対処法を考える前に、原因について考えてみましょう。ブルースクリーンの原因は、主に3つの可能性が考えられます。
・メモリの不具合
ブルースクリーンエラーの原因の多くが、メモリの不具合です。
メモリとは、PCの作業を実行するために一時保管する装置のことで、PCが正常に作動するためには不可欠な部品です。
ブルースクリーンの原因がメモリであるかどうかは、Windowsのメモリ診断機能でチェックできます。操作手順は、次の通りです。
画面左下のスタートメニューから、「Windows管理ツール」→「Windowsメモリ診断」と進み、「今すぐ再起動して問題の有無を確認」をクリックします。
・ハードディスクが破損
ハードディスクが物理的に破損・故障している場合にも、ブルースクリーンエラーを起こしてしまうことがあります。
PCのランプが点灯していない、動作音がしない、ハードディスクから異音が聞こえるなどのときには、ハードディスク破損・故障が疑われます。
・OSの不具合
メモリやハードディスクはPCのハードウェアの不具合ですが、OSの不具合によってブルースクリーンを招いてしまうこともあります。OSを作動させるためのファイルが破損していたり、PCを動かすためのドライバに不具合が生じていたりすることにより、画面が真っ青になってしまうのです。
ブルースクリーンエラーの対処法
ブルースクリーンが生じてしまったときや頻発してしまうときの対処法について解説します。
・エラーコードを確認して原因特定
ブルースクリーンになったときには、エラーコードが表示されます。
従って、エラーコードに沿った対処をすることで、ブルースクリーンへの対処ができることがあります。
(主なエラーコードの例)
・CRITICAL_PROCESS_DIED・・・重要なシステムに関するトラブル
・PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA・・・メモリの故障やハードディスクの破損など
・SYSTEM_SERVICE_EXCEPTION・・・システムファイルやハードにエラーが生じている場合
エラーコードの種類は他にもたくさんあります。不具合の箇所を特定したいときに目安となるので、まずはエラーコードの内容をチェックしましょう。
・特定できたら各部品交換・初期化
エラーコードにより不具合の箇所が確認できたら、不具合の箇所の改善・修理・交換を試みます。
エラーの程度によってはトラブルシューティングで改善できたり、エラーを起こしているソフトウェアをアンインストールしたりすることで状況を改善できることがあります。
PCでの操作をしても改善できないときには、部品の交換をすることで症状を改善できる可能性があります。
・専門知識がない場合はPC修理店に相談
ブルースクリーンの改善のためには、PCに関する専門知識が必要です。
特に、ハードウェアやメモリなどに不具合が生じている際には、知識のない人が触ると内部のデータが破損してしまうなどの大きなトラブルに繋がることもあります。
従って復旧作業の進め方に不安を感じている方や知識を持っていない方は、PC修理店に依頼することで確実な作業を依頼することができます。症状や状況によって対応が異なるため、回復の可否やデータ復旧の可否については、PC修理店に直接問い合わせをしてください。