リモートデスクトップとは?対応OSや接続方法も併せて解説

ビジネスマン ラップトップ

新型コロナウイルスの影響で外出自粛がかかり、急速にテレワークが進んでいます。

 

また、テレワークの普及に伴い、仕事でリモートデスクトップを使う機会も増えてきております。

 

リモートデスクトップのやり方やシステムを押さえておけば、今後、長期的にテレワークを行うときに役立つでしょう。

 

そこで、今回はリモートデスクトップの対応OSや接続方法を併せて解説していきます。

 

■リモートデスクトップとは

 

リモートデスクトップとは、手元にないパソコンの遠隔操作ができるシステムのことです。

 

職場に置いてあるパソコンのデスクトップ環境をそのまま使えるため、自宅側のパソコンに職場と同じソフトウェアをインストール必要はありません。

 

また、機密文書も持ち出すことなく使えますので、セキュリティ上の対策にもなります。

 

新型コロナウイルス対策でテレワークが推奨されている今、リモートデスクトップはテレワークを実現する有効な方法のひとつです。

 

リモートデスクトップを使えるようにするには、OSの確認や設定、専用ソフト・アプリのインストールが必要ですので、順番に説明します。

 

■リモートデスクトップを使えるようにするための条件

リモートデスクトップ機能を実現するためには、以下の2条件が必要です。

 

・遠隔操作対象のパソコン(職場にあるパソコン)側でリモートデスクトップを使える状態にすること


・遠隔操作をするパソコン(テレワークの場合なら、自宅のパソコン)が、リモートデスクトップクライアントとしての機能を持っている、またはクライアント用のソフトウェアやアプリをインストールしていること

 

これらの条件を満たすための、OSの確認方法や必要なソフトウェア・アプリの情報について、さらに見ていきましょう。

 

■遠隔操作対象パソコンの対応OSおよびエディション

遠隔操作対象パソコンに必要なリモートデスクトップ機能は、Windows、Macともにサポートしています。

 

ただし、リモートデスクトップ機能を使えるOSバージョンやエディション、インストールしなければならないソフトウェアなどの条件があるので、それぞれ整理していきましょう。

 

・Windowsの場合

リモートデスクトップ機能を有しているWindowsのバージョン・エディションは以下の通りです。(サポート期限切れのOSは除く)

 

・Windows 10 Pro
・Windows 10 Enterprise
・Windows 10 Education
・Windows 8.1 Pro
・Windows 8.1 Enterprise
・Windows Server 2019
・Windows Server 2016
・Windows Server 2012 R2

 

・Macの場合

MacOSでは、リモートデスクトップ機能を利用する前提条件は以下の通りです。

 

・MacOS X 10.10.5以降
・Apple Remote Desktopのインストール

 

以上で、Windowsのリモートデスクトップと同等機能が得られます。

 

■遠隔操作する側のパソコンに求められるOSなどの条件

遠隔操作をする側のパソコンは、接続するパソコンのデバイス(Windows or Mac)やOSバージョンなどにより、設定やインストールアプリなどが異なります。

 

・接続先のパソコンがWindowsの場合

職場のパソコンがWindows10でリモートデスクトップが有効になっている場合、操作元のパソコンもWinodows10なら、特別なソフトウェアのインストールなしでも操作可能です。

 

その他のWindowsOS、Android、または iOS デバイスなら、各デバイス対応のリモートデスクトップアプリのインストールが必要となります。

 

・接続先のパソコンがMacの場合

 

接続先のパソコンがMacの場合、Macなら接続する側のパソコンが、OS X 10.10.5以降が必要です。

 

MacOSには、もともとクライアントソフトウェアがインストールされていますが、そのバージョンがバージョン 3.6 以降かどうかも確認してください。

 

接続する側のパソコンがWindowsの場合は、VNC(Virtual Network Computing)と互換性のあるソフトウェアのインストールが必要です。

 

ここでは、一例としてReal VNC Viewerを使った接続方法について後ほど解説します。

 

■リモートデスクトップに対応しているか確認する方法

 

リモートデスクトップ使用前に、職場のパソコンや自宅のパソコンがリモートデスクトップに対応しているかを確認する必要があります。

 

WondowsとMacにて、OSやエディションを確認する方法を見ていきましょう。

 

・Windows編

 

下記の通りにパソコンを操作して、OSのバージョン・エディションを確認してください。

 

1. 「スタート」→「設定」→「システム」→「バージョン情報」の順に移動

 

エディションがHomeの場合は、Winsows10 Proへアップグレードしますが、それにはライセンスが必要です。アップグレードをするために、職場のPC管理者と相談しましょう。

 

・Mac編

 

MacのOSバージョン確認方法は、Windowsよりも簡単です。

 

1. 左上のリンゴマークをクリック
2. 最上部にある「このMacについて」をクリック

 

「MacOS」と書かれているので、すぐに確認できます。

 

■リモートデスクトップの接続方法(遠隔操作対象パソコン編)

 

職場にある接続先パソコンのリモートデスクトップ機能を有効にする方法について順番に説明します。

 

・Windows10の場合

 

Windows10マシンを他のコンピュータから接続できるようにするには、下記の順番で設定を行います。

 

1. 「スタート」→「設定」→「システム」→「リモートデスクトップ」の順に選択する
2. 「リモートデスクトップを有効にする」をオンにする
3. 「このPCに接続する方法」に表示されるPC名をメモしておく

 

3.でメモするPC名は、接続する側のパソコン(自宅のパソコンなど)で必要になりますので、忘れずメモを取りましょう。

 

設定をしたパソコンは、電源を切らずそのまま待機状態にします。

 

・Macの場合

 

Macの場合は、以下の手順で、自マシンへのリモート接続を許可します。

 

1. App Store から「Apple Remote Desktop」をインストール
2. アップルメニュー >「システム環境設定」と選択して「共有」をクリック
3. 「リモートマネージメント」チェックボックスで「すべてのユーザ」または「次のユーザのみ」で適切なアクセス権を付与

 

インストール後は、そのまま電源を落とさず待機状態にします。

 

■リモートデスクトップの接続方法(操作をするクライアントパソコン編)

 

リモートデスクトップへの接続方法を、接続先マシンの種別・操作をするパソコンの種別に分けて説明します。

 

・Windows10からWindows10パソコンのリモートデスクトップに接続

 

接続先も操作マシンどちらもWindows10の場合、以下の手順で接続します。

 

1. タスク バーの検索ボックスに、「リモート デスクトップ接続」と入力
2. [リモート デスクトップ接続] を選択
3. 接続先の PC の名前 (メモを取ったPC名) を入力し、[接続] を選択

 

・その他のOSからWindowsパソコンのリモートデスクトップに接続

 

バージョン違いのWindowsやMacなどの場合は、以下の手順になります。

 

1. リモート デスクトップ アプリを、各マシンに合わせMicrosoft Store、Google Play、Mac App Storeいずれか からダウンロード
2. インストール後、接続する PC の名前を追加(メモを取ったPC名)
3. 追加したリモート PC の名前を選択し、接続が完了するまで待つ

 

・MacからMacパソコンのリモートデスクトップに接続

 

Mac同士でリモートデスクトップ接続をする場合の手順は以下の通りです。

 

1. Apple Remote Desktopを起動
2. 画面左側のメニューより、「スキャナー」を選択
3. 画面右側より「Bonjour」を選択すると端末が表示されるので、接続するPCの名前(メモを取ったPC名)を選択

 

・WindowsからMacパソコンのリモートデスクトップに接続

 

WindowsからMacパソコンへリモート接続する場合は、以下の手順で進めます。

 

1. Real VNC Viewer のダウンロードページに直接アクセスReal VNC Viewer をインストール
2. Real VNC Viewerを起動して[File]→[New connection...]をクリック
3. [Properties] ダイアログに接続先MacのIPアドレスを指定して「OK」クリック

 

■リモートデスクトップに接続して作業を効率化しよう

 

リモートデスクトップを活用すれば、遠隔先のパソコンがどこにあろうと、リモート操作が可能です。

 

場合によっては、作業時間を大幅に短縮でき、効率的に時間を活用できます。この機会に、リモートデスクトップを活用してみましょう。