Windows XPを初期化する方法は?安全にパソコンを廃棄したい方必見!
自宅や会社にWindows XPのパソコンが残っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。メーカーのサポートは終了しているものの、使いやすさから高い人気を誇っていました。しかしインターネットに接続し使用するにあたっては色々と不便なこともあり、現在お持ちのWindows XPのパソコンを廃棄しようと考えている方も多いことでしょう。そこでまずは初期化しておきたいとお考えの方向けに、この記事では初期化方法に加え、パソコンメーカー別のデータ消去方法について解説します。
■パソコンを廃棄、リサイクルする前のデータ消去は自己責任!
パソコンの処分、廃棄を請け負う業者は多数あるものの、基本的にデータ消去の責任所在は、パソコンの持ち主にあります。
各自でパソコンメーカーに問い合わせたり、データ消去サービス業者に依頼したりすることが推奨されていますが、どれも時間や費用が発生します。「データ消去ソフトを購入したものの使えなかった」、「データがすべて消去されなかった」などの話もあり、簡単かつ安全にデータを消去することは難しいのが現状です。
■Windows XPのHDD初期化
Windows XPのHDD初期化手順について説明します。
「マイコンピュータ」→「管理」項目をクリックすると「コンピュータの管理」ウィンドウが表示されます。「ディスクの管理」を選択すると「ディスクの初期化」が表示されるため「OK」を選択します。
次に、パーティションの作成とフォーマットを以下の手順で行います。
- 先ほど初期化したドライブの「未割り当て」を右クリック。メニューの中から「新しいパーティション」を選択。「新しいパーティションウィザード」ウィンドウの「次へ」をクリック。
2.「プライマリパーティション」の項目にチェックを入れ、「次へ」をクリック。
3.作成するパーティションのサイズを決定する。
※『最大ディスク領域』と同じ数値を入力。
4.「次のドライブ文字を割り当てる」項目にチェックを入れ、好きなドライブ文字を割り当てる。
5.以下の作業を行う。
・「このパーティションを以下の設定でフォーマットする」にチェック
・「ファイルシステム」を「NTFS」にする
・「アロケーションユニットサイズ」を『既定値』にする
・「クイックフォーマットする」にチェック
6.確認のウィンドウ表示後「完了」をクリックし、パーティションのフォーマットが終了するまで待つ。
■富士通のパソコンの初期化方法
2006年秋モデルの富士通のパソコンを例にあげて解説します。
1.パソコンの電源を切り「FUJITSU」のロゴの下にメッセージが表示されたら「F12」キーを押します。
2.「起動メニュー」表示後「リカバリ&ユーティリティディスク」をセットします。「↓」キーを用いて「CD/DVD Drive」を選択し、「Enter」キーを押します。
- リカバリ&ユーティリティディスク起動後、画面に表示される使用許諾を読みます。「同意します」をクリックしてください。
- 「ユーティリティ」の「ハードディスクデータ消去」→「実行」をそれぞれクリックします。確認メッセージの表示後、ハードディスクの完全消去を実行できます。
富士通のリサイクルマークがついているパソコンに関しては、データ消去の上、リサイクルを行うとの記載があるものの、一時保管中や輸送中の盗難などでデータが流出した場合については責任を負わないとの記載があります。そのため、パソコンを廃棄したい場合は確実なデータ消去を行うことが必須です。
■Dellのパソコンの初期化方法
Dellもまた返却後のハードディスクに関してはデータを上書きするか、場合によってはハードディスクを破壊すると明言しているものの、データに対する責任は負わないとの記載があります。
また、Dellではフリーウェア、シェアウェア、市販品などの多数のデータ消去アプリケーションの中から、特定のアプリケーションを推奨することはしていません。そしてハードディスクまたはコンピュータに、新品同様データを残さずにデータ消去をする方法はないとも名言しており、個人が安全・確実にデータ消去を行うのは困難ととれます。
■安心、安全にパソコンを廃棄したい場合は、信頼できる業者への依頼を
パソコンのデータ消去を個人が完全に行うのは、難しいことがお分かりいただけたのではないでしょうか。
パソコン廃棄の依頼をする業者を選ぶ際には、データの消去方法が明確に記されていて、廃棄現場も希望により確認できるような信頼のある業者にしましょう。
パソコン回収のパソコンファームでは、強力なデータの消去設備を用いて消去を行っており、さらに消去料金が無料です。データの消去についてお悩みの方は、ぜひご利用ください。