ノートパソコンのCPUと温度の関係を分かりやすく解説!パソコンの熱を下げる方法とは
ノートパソコンはCPUの温度が高温になりすぎると、動作が重くなったり勝手に電源が落ちたりします。こうしたトラブルを回避するために、パソコンの熱を下げる方法を知っておくと便利です。
■ノートパソコンのCPU温度を下げる方法
ノートパソコンのCPU温度を下げる方法は、主に5つあります。
・CPUの設定を下げる
・ノートパソコンを使う環境を変える
・冷却シートなどのグッズを使う
・CPUへの負荷を抑える
・ファンを掃除する
一般的には、夏の暑い季節などに本体の温度が上昇して、その影響からノートパソコンの動作に異変を感じることが多いです。
◇CPUの設定を下げる
CPUの最大パフォーマンスを下げると、CPUの温度を自然に下げることができます。
- スタートボタンから「windows設定」を開く
- 検索欄に「電源」と入力
- 一覧から「電源プランの編集」を選択
- 電源プランの設定画面で「詳細な電源設定の変更」を選択
- 電源オプション画面の一覧から「プロセッサの電源管理」を選択
- 「最大のプロセッサの状態」→「設定」で好きな値を入力する
最大プロセッサの値は「80~90」くらいがオススメです。
基本的に値を低くするほど最大パフォーマンスを発揮できなくなるので、バランスを見ながら調整してください。
◇ノートパソコンを使う環境を変える
ノートパソコンを風通しのよい場所で使ったり、部屋の温度を下げるのも効果的です。
特に、夏の季節はエアコンをつけてパソコンを使うほうが、CPUの温度は気になりにくいでしょう。
◇冷却シートなどグッズを使う
ノートパソコンの温度を下げるためのアイテムは色々と市販されています。冷却シートは人気アイテムですし、小型扇風機も便利です。
こうした市販グッズは効果があるのか疑問に感じる人も多いようですが、何もしないよりは外部からの温度を下げやすいでしょう。
◇CPUへの負荷を抑える
様々なアプリケーションを同時に起動するなど、CPUへの負荷がかかりやすい使い方は温度上昇に繋がります。
使わないアプリケーションを終了するなど、CPUにやさしいパソコンの使い方をすることも大切です。
◇ファンを掃除する
ノートパソコンの内部にホコリがたまると、冷却機能が低下してしまいます。定期的にできる範囲でファン周辺を掃除して、冷却効果を高めましょう。
■ノートパソコンのCPU温度の適正は?
ノートパソコンのCPUの適正温度は、「80度以下」に抑えるのが好ましいです。
パソコンの使い方によっても平均温度に差がありますが、大きな幅では「30度~70度」あたりが適正です。
80度~90度あたりになると、勝手に電源が落ちてしまうことがあります。
■ノートパソコンのCPU温度の確認方法は?
ノートパソコンのCPU温度は、フリーソフトで確認できます。
・HWMonitor
・Core Temp
・Open Hardware Monitor
・CPU Thermometer
・Granola
■ノートパソコンのCPU温度が80度を超えた場合
ノートパソコンのCPU温度が80度を超えた場合、電源が落ちることがあります。
また、電源が落ちなくても動作が異常に重くなることも良くあるので、なるべく「30度~70度」といったCPUの適正温度でノートパソコンを使うのが好ましいです。
■まとめ
ノートパソコンのCPU温度は、内部と外部の両方から下げることができます。
基本的にはCPU設定で最大パフォーマンスの値を下げてバランスを取っておき、夏のシーズンなど温度が上昇しやすい時は冷却グッズも併用して対処していくのがオススメです。
また、根本的にノートパソコン自体に備わっている冷却機能が低下すると温度上昇に繋がるため、定期的に掃除することも忘れないようにしましょう。