パソコンの故障や不具合時に最低限確認しておきたい項目とは?

2018.07.02

パソコンを使っていると、予期せぬ故障や不具合が起きることがあります。

パソコンの故障や不具合にはどんなものがあるのでしょうか。

 

ここでは、パソコンに故障や不具合が起きた場合に、最低限確認しておくべき項目について見ていくことにします。

 

 

■最初に確認すること

 

パソコンが動かないなどのトラブルは、意外なことが原因で起こる場合があります。

 

たとえば、電源ケーブルが抜けている場合などです。

 

電源ケーブルが抜けていれば、パソコンが起動しないのは当たり前のことです。

 

デスクトップパソコンの場合は、パソコン本体とモニター画面がしっかり接続されているか確認することも大切です。

 

こういったケーブルのゆるみで、パソコンが正常に作動しないことも少なくありません。

 

もしパソコンに不具合が生じたら、ケーブル類を一度抜きもう一度挿して再起動すると、正常になることもありますから試してみるといいでしょう。

 

また、USB機器がトラブルの原因となることも多いので、USB機器を全部抜いてから起動すると正常に作動する場合もあります。

 

ちなみに、パソコンは室温の影響を受けやすい機器で、極端に暑かったり寒かったりすると、正常に作動しないことがあります。

 

これは、パソコン内部に熱や寒さに弱いパーツが数多く含まれているからです。

 

また、パソコン内部にほこりがたまると不具合が生じることがあるので、内部を清掃するだけで正常に戻る場合もあります。

 

 

■電源が入る場合と入らない場合の対処方法

 

パソコンの電源が入るか入らないかで、正常に作動しない原因の切り分けができます。

 

・電源が入らない場合

 

1.マザーボード上の緑色のLEDがつかないか点滅している

 

電源ユニットやマザーボードに不具合の可能性があります。

 

2.マザーボード上の緑色のLEDは点灯している

 

電源ユニットやマザーボードに不具合があるか、電源ユニットの故障やショートなどにより、保護回路が作動している可能性があります。

 

・電源が入る場合

 

1.電源は入るが数秒から数十秒で電源が切れる

 

電源ユニット、CPUの過熱が考えられます。

 

2.電源が入った後、数秒で電源が切れる、そしてまた電源が入るを繰り返す

 

マザーボードのBIOSのバージョンが古いことが考えられます。

 

 

■BIOSが起動する・しないの確認方法

 

BIOSは、パソコンの時刻設定やCPU設定、ハードウェア設定などを行うためのものです。

 

また、BIOS画面からOSを起動するデータ領域の変更も可能です。

 

Windowsが起動しない場合は、これらの設定に問題があることも多いのでチェックしてみるといいでしょう。

 

 

■エラーメッセージが出ているか確認

 

エラーが起きたら、エラーメッセージを見れば原因がわかる場合がほとんどです。

 

エラーメッセージが表示されたら、そのメッセージをメモしておきましょう。

 

自分でエラーの原因を探るにしても、メーカーに問い合わせる場合でも、エラーメッセージが原因究明のカギとなります。

 

エラーメッセージが長い場合は、携帯のカメラなどで撮影するといいでしょう。

 

 

■ブルースクリーンの場合

 

Windows起動中に突然ブルースクリーンになるトラブルです。

 

電源ユニットやマザーボードの不具合によって起こることが多い障害です。

 

メモリーが関係していることも多いので、メモリーの不具合も疑ってみましょう。

 

 

■Windowsロゴ画面から進まない

 

電源投入後に起こる、メーカーロゴ表示画面でフリーズする現象です。

 

また、メーカーロゴ表示後、黒い画面に白い英字でエラーメッセージが出たまま、なかなか起動しようとしない場合もあります。

 

このようなトラブルが起きたら、メーカーや購入した家電量販店などに問い合わせてみてください。

 

 

パソコンの故障や不具合はさまざまな種類があります。

 

不具合は一過性のものから頻繁に起きるものもあり、次第にひどくなっていく場合も少なくありません。

 

長く使っているパソコンだと、HDDやHDD周辺機器の寿命が近い可能性もあります。

 

また、コンピュータウィルスの影響も否定できませんので、まずは原因の切り分けが重要となります。

 

メーカーに問い合わせたりマニュアルを読んだりして、最終的に故障だと判断した場合は、修理をするか買い替えを検討することになります。