新PCを買ったら“最初の30分”でやるべき7つの最優先事項【Windows11対応】
「新しいパソコンを購入したけれど、最初に何を設定すればいいの?」
このような疑問を抱える方は多いのではないでしょうか。
Windows11搭載のパソコンを購入した際、最初の30分間の初期設定が、今後の快適なパソコンライフを左右すると言っても過言ではありません。
この記事では、「パソコン 初期設定」に関心のある方向けに、Windows11の新PCを購入した直後に“最優先でやるべき7つの設定”をわかりやすく解説します。初心者の方でも迷わず進められるよう、手順も丁寧にご紹介します。
なぜ「初期設定」が重要なのか?
新品のパソコンは、すぐに使い始められるように見えますが、実際にはセキュリティ面やパフォーマンス、利便性の観点から「ユーザーに最適化された設定」が必要です。
例えば、ウイルス対策を設定しないままインターネットに接続すると、マルウェアに感染するリスクが高まります。あるいは、Microsoftアカウントにログインしないことで、大切なデータがクラウドに自動保存されず、万が一の紛失時に復旧できない可能性も考えられます。
【新PCを買ったら“最初の30分”でやるべき7つの最優先事項】
① Microsoftアカウントでサインイン・同期設定
Windows11では、Microsoftアカウントによるサインインが推奨されています。これにより、OneDriveを使った自動バックアップや、別のデバイスとの設定同期が可能になります。
手順
- 電源を入れて、Windowsの初期セットアップ画面に従う。
- Microsoftアカウントのメールアドレスとパスワードを入力。
【参照URL】
・Microsoft アカウントとは- Microsoft
② Wi-Fi・ネットワーク接続の確認
初期セットアップ時にはWi-Fiの設定が求められますが、セットアップ後も接続状況を確認しておくことで、OSやソフトウェアの更新がスムーズに行えます。
手順
- タスクバー右下のネットワークアイコンをクリック。
- 接続中のWi-Fiを確認。
③ Windows Updateの実行
新PCでも、工場出荷時からある程度の時間が経っていることも。そのため、重要なセキュリティ更新や機能追加が反映されていない場合があります。最初にWindows Updateを実行することが必須です。
手順
- 「スタート」→「設定」→「Windows Update」
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- 更新が表示されたら「今すぐインストール」を選択
- 完了後は再起動を実施
④ セキュリティ設定(ウイルス対策)
Windows 11には「Microsoft Defender」が標準搭載されており、基本的なウイルス対策はカバーできます。設定の確認と必要に応じて市販のセキュリティソフト導入も検討しましょう。
手順
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windows セキュリティ」
- 「ウイルスと脅威の防止」を選択
- 保護状態が「有効」であることを確認
⑤ 不要なアプリの削除
新しいPCには、メーカー独自のソフトや体験版アプリがプリインストールされていることが多く、動作の遅延や通知の煩わしさの原因になります。
手順
- 「設定」→「アプリ」→「インストール済みアプリ」
- 不要なアプリを選んで「アンインストール」
- Office体験版やゲーム系アプリ、広告ソフトなどが対象
⑥ OneDriveの設定と同期フォルダの選定
Windows11では、MicrosoftのクラウドサービスであるOneDriveが標準で組み込まれています。大切なファイルをクラウドに自動バックアップすることで、万が一のデータ消失にも備えられます。
手順
- タスクトレイのOneDriveアイコンをクリック
- Microsoftアカウントでサインイン
- 同期するフォルダを選択(デスクトップ/ドキュメント/ピクチャなど)
- スマートファイル機能もONにしておくとPCの容量節約になります
⑦ データ移行・バックアップ設定
旧PCからのデータ移行は早めに行いましょう。外付けHDDやUSBメモリ、あるいはOneDriveやGoogle ドライブなどを活用して、必要なデータを移します。また、今後に備えて定期的なバックアップの仕組みも構築しておきたいところです。
おすすめの移行方法
- 【USBメモリ/HDD】・・・大容量データでも安心
- 【OneDrive】・・・クラウド経由でいつでもどこでもアクセス可能
- 【PC引越しソフト】・・・アプリや設定も丸ごと移行したい場合に便利(例:EaseUS Todo PCTrans)
“30分の初期設定”が快適なPC環境を作るカギ
新品のWindows11パソコンを手に入れたら、ワクワクする気持ちのまま使い始めたくなるもの。しかし、その前にご紹介した「7つの最優先設定」を済ませることで、セキュリティ面・操作性・パフォーマンスすべてにおいて最適な環境を整えることができます。
- Microsoftアカウントでサインインし、設定を同期する
- Wi-Fi・ネットワーク接続を確認する
- Windows Updateを実行して最新状態にする
- Windowsセキュリティ(Microsoft Defender)の設定を確認し、必要に応じて追加のウイルス対策ソフトを導入する
- 不要なプリインストールアプリをアンインストールする
- OneDriveの設定と同期フォルダを選定し、必要に応じてスマートファイル機能を有効に
- 旧PCからのデータ移行とバックアップ設定は早めに行う
とはいえ、これらの初期設定をすべて自社で対応しようとすると、担当者の方にとっては大きな負担となることも少なくありません。機器の選定やデータ移行、セキュリティ対策までを確実に行うには、専門家と相談しながら進めていく必要があります。
株式会社パソコンファームでは、法人様のパソコン入れ替えに伴うデータ消去やパソコン処分、周辺機器の処分を行っております。





