簡単にパソコンの画面を録画できる方法を徹底解説【Windows10】
パソコンを使っているとき「この画面を録画できれば操作方法などが相手に伝わりやすいのに」と思ったことはありませんか。そんなときに利用したいのが、Windows10搭載のパソコンです。Windows10にはスクリーンショットと画面録画の機能が標準でついています。2つの機能を使えば、簡単に相手に操作方法などを伝えたり、仕事用のアイデアなどを保存したりすることも可能です。
仕事とプライベート両方でパソコンを使いこなして、パソコンの操作効率を上げるためにも今回はスクリーンショットと画面録画2つの手順について紹介します。
■Windows10のパソコンなら標準機能で画面録画が可能
Windows10のパソコンなら画面録画の機能が標準で搭載されているので、ソフトをインストールする必要はなく、無料でいつでも自由に利用できます。また、内部音声やマイク音を同時に録画できるので、解説しながら操作する動画の作成も可能です。
さらに、Windowsパソコン標準搭載の「ビデオエディター」を使えばBGMを入れたり、テキストを入れたりと相手に伝わりやすい動画の作成もできます。
◇スクリーンショットと画面録画2つの機能がある
パソコンでは静止画を保存できるスクリーンショットと画面録画できる2つの機能が存在します。スクリーンショットはパソコンの搭載OSに関係なく以前からある機能で、今現在見ている画面を撮影してパソコン内に保存することが可能です。
画面録画についてはゲームのプレイ映像を録画することやExcel、Wordなどのソフトを操作しながら録画することもできる優秀な機能となっています。
◇録画機能は知らない人が多い
スクリーンショットは以前からある機能なので、仕事でよく利用するという方も多いでしょう。しかし、録画機能についてはWindows10から搭載された機能なので、知らないという方も多いのが現状です。ましてや仕事でしかパソコンを使わないという方はなおさら知らないでしょう。
「パソコンで画面を録画?スクリーンショットより難しそう」と思ってしまいますが、実際はスクリーンショットのように操作方法が簡単なので、使い方さえ覚えてしまえば仕事やプライベートに大活躍する機能です。
◇有料のソフトやアプリをインストール必要はない
Windows8や7では画面録画の機能がなかったので、無料もしくは有料のソフトを一からインストールする必要がありました。しかし、Windows10から画面録画できる機能が標準搭載になったので、いつでも無料で利用することが可能になりました。
画面録画がパソコンで行なえるようになったおかげで、余計なソフトをインストールする必要がなくなり、パソコンの容量を邪魔せずにすみます。
また、無料のソフトをインストールするとウイルスが入っていて、パソコンがウイルス感染したというトラブルもゲームバーを利用すれば回避が可能です。
■画面を静止画で保存する方法
画面を静止画で保存する方法はいくつか存在します。複数の操作方法を知って作業の効率化を目指しましょう。
◇プリントスクリーンという機能で保存が可能
静止画で今見ているパソコンの画面を保存するためには「プリントスクリーン」という機能を利用します。プリントスクリーンで撮影した画像は、資料の途中に画像を添付したい場合や画像を共有したい場合に便利な機能とされています。
◇簡単な操作で画像保存が可能
プリントスクリーンの機能を使うには、保存したい画面を開いた状態で、キーボードの[Windowsキー]+[PrtScnキー]を同時に押すだけです。
ただし、この方法では画面全体が写されて必要のない部分まで撮影されてしまいます。もし範囲を特定して撮影したい場合は[Windowsキー]+[Shiftキー]+[S]を同時に押すと範囲指定も可能です。
その他にも[Altキー]+[PrtScnキー]で特定のウィンドウ(ソフト画面やブラウザ画面など)を撮影できます。
3つのショートカットキーはそれぞれ役割があるので、どのようなスクリーンショットを撮りたいのかによって使いわけも可能です。例えば、全体のスクリーンショットはパソコンの操作を説明したいときに使ったり、特定の範囲のみのスクリーンショットは画像やデザインなどを残したりするのにピッタリです。
◇ビジネスシーンや友人とのやり取りで活用できる
スクリーンショットは簡単に操作できることから、ビジネスシーンやプライベートでも大活躍します。また、言葉では通じない操作説明などもスクリーンショットの画像を使えば相手に分かりやすく伝えることも可能です。
その他にも、アイデアの参考になるものはすぐにスクリーンショットを撮っておけば、仕事のときに役立ちます。
■Windows10で画面録画する「ゲームバー」とは
Windows10で画面録画するゲームバーは正式名称で「Xbox Game Bar」と言います。ゲームバーという名前からもともとゲームを撮影するためにつけられた機能でゲーム撮影に適している機能が複数搭載されています。
例えば、システム音とマイク音のボリューム調整やゲームバーを開くことでパソコンにどれくらい負荷がかかっているのか確認するパフォーマンス表示。そしてスクリーンショット機能まで搭載されています。
ここまでの複数の機能が搭載されていて、ゲームにしか利用しないのはもったいないので、この機会に操作方法を覚えてゲームバーを使い倒してみましょう。
また、ゲームバーはゲーム画面以外にもブラウザやパソコンの操作などの録画も利用可能です。そのため、パソコンやソフトの使い方が分からない方に動画を見せて説明することに利用される場合もあります。
■ゲームバーの主な特徴とは
ゲームバーの使い方を知る前に、どのような特徴を持った機能なのか知っておくと使いこなせるでしょう。
ゲームバーの主な特徴は次の通りです。
- 画面録画できるのは1つのウィンドウ
- 複数のウィンドウの切り替え、同時録画は不可。
- 最大録画は2時間まで
- パソコンのマイクで音声の録音も可能
- 動画はMP4保存
- フレームレートは30fpsか60fps
ゲームバーは画面録画できる範囲が今現在映し出している部分のみなので、複数のウィンドウを録画したい方には不便に感じるでしょう。また、録画時間も最大2時間と長時間録画したい方には物足りない可能性が高いです。
しかし、パソコンの内部音声やマイク音声は難しい設定をすることなく同時に録音可能なので、難しい操作が苦手という方に向いています。また、フレームレート(動画を滑らかに映し出す数値)については60fpsと大きな数値が選べるので、きれいに動画を撮影したい方にはおすすめの機能と言えます。
■ゲームバーで画面録画をする前の設定
ゲームバーで画面録画する前にパソコンの設定をしておく必要があります。まず、設定画面を開くために[Windowsマーク]から[歯車(設定)]の順番でクリックしてください。
[Xbox Game Bar]の項目からXbox Game Barを有効にする[ボタンをオン]にしてください。
■ゲームバーで画面録画をする手順
ゲームバーで画面録画する手順としてまず、[Windowsキー]+[G]を押してゲームバーを起動させます。
次にキャプチャの操作パネルやオーディオ操作パネルが表示されているか確認後、[●ボタン]を押せば録画が開始されます。
録画を停止したい場合は[■ボタン]を押せば録画終了です。録画された動画はエクスプローラーのPC>ビデオ>キャプチャ内に保存されているので確認してみましょう。
操作方法はとても簡単ですぐに画面録画ができます。急に撮影しなければいけない場合でもすぐに利用できるので便利です。ゲームをしないからと操作方法は覚えないという方もいると思いますが、覚えておくだけでも仕事やプライベートで活用するタイミングが来る可能性があります。覚えておいて損はありません!
【画面録画(画面キャプチャー)の参考動画】
フリーソフトの「AGデスクトップレコーダー」を使った画面録画(画面キャプチャー)の解説動画です。