二段階認証ってなに?セキュリティ強化を目的とした二段階認証の特徴と設定の仕方について詳しく解説

2020.11.05

スマートフォンの普及が広がり、セキュリティ面でも強化が重要な時代になっている現代で「二段階認証」という言葉を聞いたことはありませんか?

 

デジタル社会のなかで、パソコンやスマートフォンに入っている個人データが流出したり、悪意のあるハッキングなどを未然に防ぐためには、「二段階認証」が非常に重要ともいわれています。

 

この記事では、二段階認証について詳しく解説します。ぜひこの記事を参考に、使用しているスマートフォンなどで二段階認証という言葉が出てきたときに困らないように知識として覚えておきましょう。

 

二段階認証とは?

二段階認証とは、インターネット上のサービスを利用する際にセキュリティを強化するため二回以上の認証を行なうことです。

 

近年はスマートフォンでもパソコンと同じようにさまざまなウェブコンテンツやサービスを利用することが可能になりましたが、インターネット上で個人が所有している専用ページやインターネットバンキングなどの利用時に二段階認証が多く使用されています。

 

・Webサイトなどのログイン時のセキュリティ強化

スマートフォンやパソコンでウェブサービスを利用するときには「アカウント」「パスワード」を入力してログインを行なうのが基本的です。

 

そのログインが他人によって不正アクセスされないように、二段階認証をしてセキュリティを強化しています。

 

・二要素認証と二段階認証と違い

類似する言葉で、二要素認証というものがあります。これは「アカウント」「パスワード」の入力に加えて、指紋などの生体認証を行なう機能を取り入れることです。

 

そのため、2つの要素を取り入れた認証ということになります。

 

二段階認証は、「アカウント」「パスワード」を2回以上取り入れることなので、二要素認証とは異なった認証方法です。

 

・二段階認証の歴史的背景

二段階認証は、現代のスマートフォンやパソコンの普及に関係して、さまざまなサービスがデジタルデバイスで使用できるようになったことで普及が広がりました。

 

個人しか知り得ない銀行やSNSなどの情報を、「アカウント」「パスワード」を入力することで利用できたり閲覧することができます。しかし、不正アクセスにより個人情報が抜き取られてしまうような事象が多くなったことで、運営会社がセキュリティを強化するために設定された時代背景があります。

 

・二段階認証のメリット

二段階認証を行なうことで、不正アクセスや不正ログインから個人情報を守り、第三者が自身のウェブサービスへの侵入を未然に防ぐことができます。

 

二段階認証の仕方

以下では、二段階認証の仕方について解説します。

 

・各サービス、ソフトウェア、Webサイトによって異なる

二段階認証は、各サービス、ソフトウェア、Webサイトによって設定方法が異なります。また、現在リリースされているウェブコンテンツのなかのすべてが二段階認証を導入しているわけではありません。

 

その点を踏まえて、各サービス、ソフトウェア、Webサイトを利用する前に調べることがおすすめです。

 

・ログイン時に二段階認証の設定を確認

金融系のサービスには、ログイン時に二段階認証の設定が多く備わっています。ログイン画面のリンクやサイトの問い合わせ欄などを確認して、設定するのがよいでしょう。

 

・SMSによる二段階認証

SMSによる二段階認証は、多くのサービスで取り入れています。SMSとはショートメッセージサービスの略で、初期登録した電話番号に暗証番号が送信され、二段階認証を行ないます。

 

・音声通話を利用した二段階認証

音声通話の二段階認証とは、初期登録をした電話番号に音声電話がかかってきて、音声で暗証番号などを聞き、入力することで二段階認証が完了する手法です。

 

・Eメールを利用した二段階認証

Eメールを利用した二段階認証とは、初期登録をしたEメールに暗証番号などが送信されて、入力することにより二段階認証が完了する手法です。

 

・アプリによる二段階認証

アプリによる二段階認証は、専用のアプリを使用して情報を入力することで二段階認証の許可をえることができる手法です。