パソコンを買い替え後の必須作業!初心者にもできる初期設定やデータ移行の方法
新しいパソコンを購入するのは嬉しいものですよね。しかし、実際には購入後には様々な設定をしたりデータを移行したりしなければなりません。こういった作業に苦手意識がある人にとっては、苦痛と感じることもあるでしょう。
しかし、データ移行作業や設定は、本来初心者であってもできることなのです。
今回は、パソコン買い替え後に必須の作業について、わかりやすくお伝えします。
■パソコンを買い替えた後、必ずやるべき設定
まずはパソコンを買い替えた後、使用できるようにするために必ずやるべき設定についてみていきましょう。
◇データ移行の準備
新しいパソコンにデータを移行する前に、旧パソコンの中のデータをまとめておきましょう。不要なデータは削除しておくことで、移行後の手間も省けます。
Webブラウザのお気に入り機能は、ファイルにエクスポートしておきましょう。ユーザー辞書は、IMEのツールバーの中からユーザー辞書ツールを選択し、ユーザー登録した辞書の一覧ファイルを保存しておきます。
こういった様々なデータはクラウドを使用した移行も可能ですが、一番シンプルな方法は外付けハードディスクに入れ、接続することです。万が一インターネット接続がうまくいかない場合も、外付けハードディスクであれば繋ぐことができます。
◇Windows標準機能を活用しデータ移行
OSを変更しないのであれば、新しいパソコンに外付けハードディスクを接続し、コントロールパネル→バックアップと復元を選択することで、自動的に復元されます。ただし、この機能はWindows7とWindows10のみですのでご注意ください。
Windows8以前のOSの場合は2台のパソコンをケーブルで接続し、すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「システム ツール」→「Windows転送ツール」を選択することで、データの移行作業が行われます。
◇インターネット接続設定
旧パソコンにて使用していたプロバイダを使い続ける場合は、IDとパスワードを確認した上で、新しいパソコンに入力します。プロバイダにより設定方法は異なりますが、各プロバイダの公式サイトには手順が記載されています。また、接続に関する問い合わせや質問も受付けていますので、積極的に利用しましょう。
◇周辺機器の接続
プリンタ、デジカメなどの周辺機器は、ドライバやソフトウェアの再インストールが必要です。こちらも各メーカーのHPなどに記載されています。
◇Wi-Fiの設定
パソコンをWi-Fiで接続している場合には、パソコンの交換時に新たにWi-Fiの設定をしなおす必要があります。
設定の手順としては、まずパソコン側でWi-Fi機能をオンにします。そして、ネットワーク設定から接続したいネットワークを選び、「接続」をクリックします。すると、セキュリティーキーを入力するよう要求されるため、わからない場合には使用中のルーターのマニュアルなどを参照し入力してください。セキュリティーキーの入力まで終えれば、Wi-FIの設定も完了となります。
◇PCのセットアップ
新しいPCを使う前には、セットアップを済ませておいた方がいいでしょう。セットアップでまず最初にすべきことは、ユーザー情報の登録です。特に、ユーザー名の設定や使用時のプライバシー設定などは早めに済ませておきましょう。また、他人がPCに触れる可能性のある環境では、端末パスワードの設定も重要となります。
◇ソフトウェアをインストールする
買い替えたばかりのPCにはソフトウェアがインストールされていないため、いざソフトウェアを使いたい時になって困らないよう、以前のPCでよく使っていたソフトウェアなどをインストールしておきましょう。
◇セキュリティ設定を行う
新しいパソコンはセキュリティ設定がされていないため、セキュリティソフトのインストールなどのセキュリティ対策をしておいた方がいいでしょう。
◇ログインサービスにログインする
以前のパソコンで自動ログインやパスワードの記憶機能を利用していた場合、新しいパソコンではアカウント名やパスワードがわからずログインサービスにログインできなくなってしまうこともありえます。そのため、新しいパソコンを買った後は、よく使うログインサービスなどにログインできるかどうか試してみることをおすすめします。
そして、ログインができなかった場合には、メールアドレスからパスワードのリセットなどを試してみましょう。また、仮にパスワードのリセットができない場合には、前のパソコンからアカウント名やパスワードを確認するという方法もあります。
◇メーカーのユーザー登録と保証書の保管
多くのパソコンメーカーでは、メーカーのユーザー登録を受付けています。ユーザー登録をしておくと、修理や不具合の相談時などにスムーズにことが運ぶため、忘れない内に済ませておきましょう。
また、サポートを受ける際には保証書も重要となり、保証書なしでは無料での修理などは受けられないことが多いため、失くさないよう大事に保管しておいてください。
■業者に頼むべき?自分で設定は可能?
初期設定やインターネット接続設定は、業者に頼むこともできますが、基本的に有料での依頼となります。「自分でデータを移動させるのは無理!」と思っている人の多くは、「きっと難しいのだろう」という思い込みであるケースが多いです。
また、インターネット接続であれば、プロバイダに電話やメールで問い合わせることは無料です。プリンタやデジカメに関しましても、メーカーに問い合わせながら段階を踏むことで進めていくことができるでしょう。
■初心者でも初期設定やデータ移行は可能!
初期設定やデータ移行は、基本的にとてもシンプルな方法で行うことができます。今回お伝えした手順を元に、順を追って作業を進めてください。
自分で設定する最大のメリットは、不具合が起きた場合なども、理屈がわかっているために次に打つべき手がイメージしやすくなる点です。全て業者に任せてしまっては、ちょっとしたトラブルの際にも、また対応を依頼しなければいけなくなります。
■古いパソコンの処分とデータ消去方法
新しいパソコンを買った後は、古いパソコンは不要となり処分することが多いでしょう。そこで、ここからは古いパソコンの処分方法を解説します。
【古いパソコンのデータ消去方法】
・データ消去ソフトを使用する
パソコンを処分する際、中にデータが残っていると、そこから個人情報が流出してしまう危険性があります。また、仮にデータをゴミ箱に入れて消去したり、パソコンの初期化をしたりしても、実はパソコン内の痕跡からデータを復元することが可能です。
そのため、パソコン内のデータを消去する際には、専用のデータ消去ソフトを使用して完全にデータを消してしまった方が安全でしょう。
・物理的にPCを破壊する
データ消去ソフトの使い方がわからない場合や、本当にデータが消去できているかどうか不安だという場合には、物理的にPCを破壊してしまうという方法もあります。
パソコン内のデータはハードディスクに記憶されているため、ハードディスクに穴を開けたり叩き壊したりすれば、データを復元することはほぼ不可能となります。
【古いパソコンの処分方法】
パソコンを処分する方法は、大きく分けて3つあります。
1つはメーカーに回収してもらう方法で、メーカーには販売したパソコンを回収する義務があります。手順としては、メーカーに連絡した後、パソコンを梱包して郵送することで処分することができます。
また、自治体によってはパソコンの回収を行っているところもあるため、そちらを利用する方法もあります。こちらの手順は各自治体によって違うため、自治体の指定した手順に従ってください。
そして、3つ目の処分方法として、不用品回収業者やPC回収業者などに頼むというものもあります。特にパソコンファームでは、無料での回収を行っていることに加え、データ消去も請け負っているため、データの消去が面倒だという方にはおすすめです。
■まとめ
新しいパソコンを購入した後の設定は、一見面倒で大変だと思うかもしれません。しかし、一度設定の方法を覚えてしまえば、次回購入した際にはよりスムーズな設定が可能となります。
バックアップをしっかりとっていれば、大きな失敗が起こることはありません。ぜひ一度、挑戦してみてはいかがでしょうか。
【YouTube動画解説】
YouTube動画でも解説をしておりますので、是非参考にしてみてください。