液晶パネルの寿命年数は?壊れる前の症状と長持ちさせる方法
液晶パネルの寿命年数は、基本的に製品ごとに違います。
しかし、壊れる前の症状はほとんど同じなので、症状から寿命を判断することができます。今回は、液晶パネルの寿命年数や、壊れる前の症状と長持ちさせる方法をご紹介します。
■液晶パネルの寿命はどれくらい?
液晶パネルはいろんな製品に使われていますが、液晶パネル自体の寿命年数は相当長いです。
・液晶テレビ:7年~10年
・PC液晶モニター:2年~5年
液晶テレビの寿命は7年~10年、パソコンの液晶モニターは2年~5年など、製品によって液晶パネルの平均寿命は異なります。
実際のところは、一般的に言われる平均寿命よりも長く液晶パネルを使用し続けることができるケースも多いですよ。
メーカーによっては液晶パネルの寿命年数を明記しているところもあるので、液晶パネル系の製品を購入するときに調べておきましょう。
■液晶パネルを長持ちさせるには?
液晶パネルは消耗品なので、モニターを稼働させるほど寿命は短くなります。
・使わないときは電源OFF
・小まめにONとOFFを繰り返さない
・激しい温度差を与えない
・画面を掃除するときに気を付ける
基本的に画面を使うことがないなら、電源をOFFにしておきましょう。液晶パネルの電源を入れたり消したりするのは負荷がかかるため、必要以上に「ON」と「OFF」を繰り返さないことも大切です。
また、液晶パネルは極度な温度差に弱いため、真夏や真冬のシーズンは液晶パネルを設置している部屋の温度にも気を配りましょう。
◇液晶パネルを掃除するときは強く押さないこと
液晶モニターは見た目とは違って柔らかい材質なので、画面を掃除するときなどに強く押してしまって画面の内部にシミが付いてしまうことがあります。液晶パネルを長持ちさせるためにも画面を掃除するときは優しく拭きましょう。
■液晶パネルの寿命が近いときの症状
液晶パネルの寿命が近くなると、「画面に線が入る」「画面がチカチカする」といった症状が起こります。
・画面に線が入る
・画面がチカチカする
・画面が暗い
・画面にムラが出る
・画面の表示がおかしい
液晶モニターを掃除するときにムラを作ってしまうように、寿命がやって来ると自然にぼやけたようなムラが入ることがあります。
また、そもそも「液晶パネルが映らない」ときは、完全に故障している可能性が高いため、新しい製品への買い替えを検討するほうがいいでしょう。
◇液晶パネルは修理できる?
「画面にムラが出る」や「画面がチカチカする」といった症状は、液晶パネルの劣化によって起こる症状です。
この場合、修理に出して液晶パネルを交換すれば、画面のトラブルを解決できます。
しかし、古い製品の場合はメーカーが修理部品を保存していない可能性があり、その場合は液晶パネルを修理することができません。
また、テレビやPCモニターの画面トラブルは、一概に液晶パネルが原因とは限らないケースもあるので、劣化している部分を解明するという意味でもメーカーに相談するのが好ましいです。
■液晶パネルに寿命が来たら廃棄・処分を検討しよう
液晶パネルに寿命が来たら廃棄処分を検討すると思いますが、家電リサイクル法や小型家電リサイクル法の関係から燃えないゴミで液晶パネルの対象品目を捨てることができません。
対象品目を分解して各部品ごとに廃棄する場合は粗大ごみで捨てられますが、製品をそのまま捨てる場合は自治体の回収ボックスを利用しなければなりません。
ちなみに、パソコンファームでは、液晶パネルを製品ごと無料回収しています。もし、自治体の回収ボックスを利用できないなど、液晶パネルの廃棄方法に困ったときはご相談していただければと思います。
■まとめ
液晶パネルの寿命は製品ごとに異なりますが、平均寿命より長く利用できることがあれば逆のケースもあり、症状から寿命を判断していくしかありません。
できるだけ液晶パネルを長持ちさせるためにも、今回ご紹介した長持ちさせるポイントを意識して使っていきましょう。