パソコンスペックの確認方法とは?性能の調べ方
使っているパソコンのOSやCPU、メモリなどのスペックを確認するには、どうすればいいのでしょうか。
ここでは、各スペックの見方と性能についても解説します。
■パソコンスペックの確認手順(Windows10)
Windows10のスペックは以下の手順で確認できます。
主な方法を2つ紹介します。
・Windowsの設定からOS、CPU、搭載メモリ容量を確認する方法
手順1
パソコン画面の左下にある「スタート」をクリックします。
次に「設定」をクリックしてください。
「Windowsの設定」画面が表示されますので、左側上部にある「システム」をクリックします。
手順2
左側に並ぶ項目の一番下に「バージョン情報」をクリックします。
表示されていない場合は下にスクロールしてみましょう。
クリックするとお使いのパソコンの情報が一覧で出てきます。
・システム情報ツールからOS、CPU、搭載メモリ容量を確認する方法
手順1
「スタート」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」の項目を左クリックします。
手順2
「msinfo32」と入力して「OK」をクリックします。そうすると「システム情報」ツールが起動されてパソコンの詳細な情報が表示されます。
ソフトウェアの環境やハードウェアの情報を詳しく確認したい場合は、こちらのツールを活用するのがおすすめです。
ちなみに、Windows7のスペック確認は以下の手順で行います。
・OS、CPU、搭載メモリ容量の確認
手順1
デスクトップの[スタート]ボタンをクリックし、「コンピュータ」を右クリックして、表示されたメニューから「プロパティ」をクリック。
手順2
「システム」のウィンドウが開くので、OSのバージョンやCPU(プロセッサ)、メモリについての情報を確認できる。
・ブラウザの確認
手順1
[スタート]ボタンをクリックしてスタートメニューから「すべてのプログラム」を開き、表示されたプログラムから「Internet Explorer」をクリック。
手順2
Internet Explorerが起動したら、右上の歯車のボタンをクリックし、表示されたメニューから「バージョン情報」をクリック。
手順3
使用しているInternet Explorerのバージョン情報が表示される。
■各スペックの見方
以下に、各スペックの見方を説明します。
・OS
手順1
デスクトップ画面の左下にある、スタートボタンを右クリックして、「システム(Y)」を選択。
もしくは、「Windowsロゴキー」 と 「Pause/Breakキー」を同時に押す。
手順2
コントロールパネルの「システム」の画面が開くので、「Windowsのエディション」の項目を確認。
そこでOSのバージョンがわかる。
・CPUとメモリ
デスクトップ上の何もない部分を右クリックし、一覧から「ディスプレイ設定」を選択する。
バージョン情報から、CPU(プロセッサ)とメモリ(実装RAM)を確認する。
上の画像からは、プロセッサが「Intel Core ™ i5-2520M」、実装RAMが4GBであることがわかります。
また、下に進むと「Windowsの仕様」が記載された項目があるので、ここでもOSのほか、バージョン、インストール日、OSビルドを確認できます。
・HDDの容量
デスクトップ左下「Windowsメニュー」から「エクスプローラー」を選択。
次に、「PC」をクリックするとHDDの容量が表示される。
上の画像では、Cドライブの空きが166GBあることがわかりますね。
HDD容量を確認するには別の方法もあります。
まずは「スタート」を右クリックして、表示されたメニューから「設定」を選びます。
「Windowsの設定」画面が表示されるので「システム」を左クリックしましょう。
左の項目にある「記憶域」をクリックするとHDD容量を確認できます。
この画面内では、不要なファイルの削除やドライブの最適化などもできますので押さえておきましょう。
・グラフィック
手順1
設定を開いてシステムを選ぶ。
手順2
左メニューのディスプレイから画面右側をスクロールして「アダプターのプロパティの表示」をクリックする。
手順3
グラフィックアダプタの詳細画面が開いて、グラフィックスメモリの容量が確認できる。
こちらの手順で確認できない場合は別の方法もあります。
「スタート」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
そして「dxdiag」と入力して「OK」を押しましょう。
そうすると「DirextX 診断ツール」が開き「ディスプレイ」の項目で内容を確認できます。
■パソコンのスペックを確認する理由
普段パソコンを使う中で、自分のパソコンのCPUやメモリの容量を即座にチェックできる人はどれくらいいるでしょうか。
これらの情報は、普通にパソコンを使うだけなら、それほど必要になることはありません。
しかし、場合によってはこれらの情報が必要となります。
たとえば、パソコンやソフトの不具合をメーカーに問い合せる場合に、CPUやメモリの情報を問われることがあります。
また、何かのソフトをインストールする場合に、メモリ容量が気になることがあります。
グラフィック関係のソフトの中には、メモリ容量が大きくないと動作が大幅に遅くなるものがあります。
また、画像や動画を大量に保存する場合には、残りのHDDの容量を把握しておく必要があるでしょう。
このように、パソコンのスペックが必要になった場合のために、スペックの確認方法を覚えておくといいかもしれません。
◇パソコンやソフトの不具合をメーカーに問い合せる場合
何らかの不具合でパソコンの使用に問題が生じた際は、メーカーに問い合せると解決できることが多いです。
電話やメールで問い合せをすると、ほとんどの場合で型番を確認されるでしょう。
パソコンのスペックが記載されたバージョン情報を見ながらサポートセンターに伝えることで、担当者はスムーズに対応でき、効率よく問題の解決に導いてくれます。
問い合せるときにパソコンが正常に作動しない状態になってしまい、スペックの確認ができないケースも考えられるので、型番・OSのバージョン・bit数(ビット数)・サービスパックの有無などの情報をメモしておくのも良いでしょう。
◇何かのソフトをインストールする場合
パソコンにソフトをインストールする際に「動作環境」と「推奨環境」という言葉を見聞きしたことはないでしょうか。
「動作環境」とは、ソフトを動かすために最低限必要な環境のことです。「推奨環境」とは、ソフトを快適に動かすために適した環境を指します。
ソフトに対してどちらの環境も満たしていれば快適に使用できますが、最低でも「動作環境」を満たしていなければソフトを使用できません。
何らかのソフトをダウンロードしたり、インストールしたりする前にパソコンのスペックを確認しておけば、使用環境に沿ったソフトを選定して購入できるでしょう。
時間とお金を無駄にしないためにもスペックの確認は必要です。
◇周辺機器を購入する際
周辺機器とはプリンター、USBメモリ、マウス、キーボードなど、パソコンに接続する機器を指します。
ソフトウェア同様、周辺機器がOSのバージョン、bit数に対応していないと使えない可能性があるため確認が必要です。
「せっかく好みの機器を見つけて購入したのに使えなかった」という残念な結果にならないように気をつけましょう。
■目覚ましいパソコンスペックの向上
パソコンが普及し始めたのは1990年代後半ですから、わずか20年あまりの間に、パソコンのスペックはすさまじい勢いで向上していきました。
現在のパソコンは、メモリ8GB、HDD容量100GBくらい普通にあります。
しかし、1990年代はメモリ1MB、HDD40MB程度のパソコンがほとんどでした。
当時の容量の単位はGB(ギガバイト)ではなく、MB(メガバイト)だったのですから、まさに驚異的に向上したことになります。
もちろん、CPUの性能も当時と比べると格段にアップしています。
1990年代のCPUは10MHz程度しかありませんでしたが、現在は3GHzくらいありますから、これはもう桁違いどころではありません。
現在のパソコンは、1990年代に比べるとまさに夢のようなスペックを持っていることになります。
パソコンのスペックを確認する際は、スペックが向上している歴史を感じてみるのもいいかもしれません。
【動画でも解説していますので参考にして下さい】