NFTは誰でも買える？初心者にも分かりやすい購入方法を解説

NFTっておもしろそうだけどどうやって買うんだろう？
NFT作品はどこで買えるの？
といった疑問を持つ人も多いかと思います。
この記事では、世界でもっとも利用者の多いNFTマーケットプレイス「OpenSea」でNFT作品を購入する方法を説明します。
この記事を読めば、NFT作品の購入は思ったよりもハードルの低い作業だと分かるでしょう。

■NFTとは

NFTとは、複製や改ざんが簡単にできるデジタルデータに資産価値を与えた証明書付きのデータです。ブロックチェーン技術によってデジタルデータが唯一無二のデータであることを証明し、イラストや3Dアートなどのデジタルアート作品に、資産価値があることを証明できるようになりました。

夏休みの自由研究で作った小学3年生のドット絵が、80万円で売買されるといったことも起きるほど、NFTは注目を集めています。

■NFTはどこで購入できるのか

NFTを購入するにはNFTマーケットプレイスに登録しなければなりません。
NFTのマーケットは日本国内で50以上も開かれており、LINEや楽天といった日本では馴染み深い企業も参入しています。
しかし、日本国内で王道的な存在感を持つNFTマーケットプレイスは今のところまだありません。
そのため、この記事では世界でも特に利用者の多いマーケットプレイス「OpenSea」でNFT作品を購入する方法について解説します。

世界最大級のNFTマーケットプレイス「OpenSea」

OpenSeaは、世界最大級のNFTマーケットプレイスです。
100万ユーザー以上を獲得しており、8000万作品20億ドル以上のNFT作品が取引されています。世界のアーティストのNFT作品を購入するならOpenSeaの利用で間違いありません。

OpenSeaでNFT作品を購入するために

OpenSeaでNFT作品を購入するには、まず仮想通貨を購入しなければいけません。
OpenSeaでは、MetaMaskやCoinbase Walletなど15種類以上のウォレットを利用できますが、日本円で直接購入できる取引所は今のところないためです。

OpenSeaでは仮想通貨のイーサリアムが主に使われているので、コインチェックやDMMビットコインなどの取引所で日本円をイーサリアムに換金して取引できるようにしておきます。

用意した仮想通貨は、ウォレットへあらかじめ送金しておきます。

OpenSeaでよく利用されるウォレットはMetaMaskであるため、ここではMetaMaskを使ってNFT作品を購入する手順を解説します。

Ⅰ. 事前準備

1. 仮想通貨取引所に口座を作る
2. ウォレットを用意する
3. OpenSeaにユーザー登録する

1. 仮想通貨取引所に口座を作る

   コインチェックやDMMビットコインなどの日本円を仮想通貨に換金できる取引所の口座を開設します。OpenSeaでは法定通貨が利用できないため、円やドル、クレジットカードでは購入できないからです。

    

2. ウォレットを用意する
   
   NFT作品を購入するには、ウォレットと呼ばれる仮想通貨を保有できる財布が必要です。OpenSeaでは、15種類以上のウォレットを利用できますが、特に利用者の多いMetaMaskの登録がおすすめです。
   

   MetaMaskの登録はMetaMaskの公式ページより行います。
   特にGoogle Chromeをブラウザに設定しておくと、MetaMaskのプラグインが使えるので登録や取引の手間を省くことができるのでおすすめです。

   海外のウォレットですが日本表記もあるので公式ページの手順に沿って登録しましょう。

3. OpenSeaにユーザー登録する
   
   OpenSeaの登録は公式ページより行います。現時点では日本語のサイトは用意されていないため、表記は英語やスペイン語です。英語が苦手な人はブラウザの翻訳機能を活用することをおすすめします。
   
   公式サイトの手順に従い、OpenSeaへユーザー登録をしましょう。

Ⅱ. NFTの購入方法

1. 日本円を仮想通貨へ換金
2. 仮想通貨をウォレットへ送金
3. ウォレットへ貯蓄した仮想通貨を使ってNFT作品を購入

OpenSeaでNFT作品を購入するには、MetaMaskに蓄えたイーサリアムを使います。
日本円をイーサリアムに換金して購入しましょう。

1. 日本円を仮想通貨へ換金
   
   事前準備にて開設した仮想通貨取引所にて、日本円を仮想通貨へ換金します。OpenSeaで取引量の多いイーサリアムへの換金をおすすめします。
   
   
2. 仮想通貨をウォレットへ送金

   仮想通貨イーサリアムをウォレットMetaMaskへ送金します。MetaMaskに蓄えたイーサリアムが実際にNFT作品を購入できる通貨になります。

3. ウォレットへ貯蓄した仮想通貨を使ってNFT作品を購入
   
   OpenSeaで買いたいNFT作品を見つけたら、MetaMaskに蓄えたイーサリアムで購入できます。ネットショッピングと同じように欲しいNFT作品を選び、購入(Boy now)ボタンをクリックしてNFT作品を購入しましょう。
   

注意点としては、OpenSeaでの金額表記は仮想通貨での表示が一般的であり、NFT作品の価値は仮想通貨と連動している点があげられます。2022年9月時点で1ETH（イーサリアム）は日本円で20万円近い金額になります。わずか0.1ETHの商品でも2万円近い値になります。

また、イーサリアムが値下がりすれば、NFT作品の価値も下がることには気を付けて購入するようにしましょう。

■NFTを買うことは難しくない

この記事で紹介した手順のように、NFTの購入は難しいものではありません。
日本円をイーサリアムに換金してMetaMask送金すれば、OpenSeaで購入したいNFT作品を選んで購入は完了です。

一度購入したNFT作品は自分の所有物になるため、売却したり複製したり自由にできるようになります。
データを保存して友人と共有したりSNSのアイコンにしたりしてもおもしろそうですよね。