人工知能AIができること、できないこととは?今後の需要も合わせてチェック

2020.03.09
07_人工知能AIができること、できないこととは?今後の需要も合わせてチェック

近年、「将来的にAIに人間の仕事が奪われるのではないか」といった人工知能(AI)に関する話題が頻繁に上がっています。しかし、AIについてはっきりと理解している人は少ないのではないでしょうか。AIは万能ではなく、得意なこと・苦手なこともはっきりしています。

 

そこで今回は、AIが「できること、得意なこと」「できないこと、苦手なこと」の内容について、わかりやすく丁寧に解説します。今後日常生活により深く入り込んでくると考えらえるAIについて、知識を深めておきましょう。

 

 

■AIができること、得意なこと

 

AIの学習方法には2つの種類が存在します。それが「機械学習(マシンラーニング)」と「深層学習(ディープラーニング)」です。人間がルールや学習パターンを教えることを機械学習といい、機械学習をさらに深めることを深層学習と呼びます。そんなAIの「できること」「得意なこと」としては、主に以下のようなものが挙げられます。

 

・画像処理

表示された画像や動画に対し、言葉や人、物を認識するシステムです。スマホの顔認証や、Googleに「猫」などのキーワードを入れ、インターネット上にある写真を検索するシステムにも、画像処理技術が使用されています。

 

・音声処理

人間が発する声を認識し、テキストに書き出したり、話した内容に対して反応したりするシステムです。すでにスマホや家電製品にも、AIの音声認識技術が搭載されています。

 

・言語処理

人が日常的に使う言語を理解させ、処理を行うためのシステムです。ロボットが接客するホテルについて、聞いたことがある人も多いでしょう。まだ実験段階ではありますが、今後改良が進めばさらに人間の代わりを果たすようになることでしょう。

 

・単純作業

ルーティン作業は、コンピューターが最も得意とする分野です。計算や分析などコンピューター上の作業はもちろん、製造業や物流倉庫においても、AIの技術が活用されています。Amazonの物流倉庫では、すでにロボットが作業しています。

 

 

■AIができないこと、苦手なこと

 

AIには得意分野がある一方で、苦手分野も存在します。そのため、「AIの苦手分野=今後人間の活用が期待できる分野」とも言い換えることができるでしょう。

 

・クリエイティブ作業

作曲や絵を描く、小説を書く、俳句をつくるといったクリエイティブな作業自体は、すでにAIが行っている分野でもあります。しかし、良し悪しを判断しているわけではなく、人間が事前に与えたデータを組み合わせ、学習させているからこそ生まれているという考え方もできるわけです。

 

そのため、ゼロの状態から新しいものを生み出すことは、AIにはできない分野といえます。

 

・人の気持ちを汲み取った上での判断

人が仕事をする上で、重要とされるのが「コミュニケーション」です。発した言葉が、必ずしも言葉本来の意味を表しているとは限らないのが人間です。受付のようにある程度パターン化されている受け答えであれば問題ないかもしれませんが、人の気持ちを汲み取り、適切な対応を行うことはAIには困難でしょう。

 

同様に、商品をPRすることはできても、購入に至るように「相手の気持ちを解きほぐす」「世間話で場を和ませる」といったことも苦手な分野と考えられます。

 

 

■AIの需要は?

現在活用されているAIには苦手な分野も多いものの、今後、AIはさらなる発展を遂げると考えられています。AIの能力が人間を上回っていく可能性も十分に考えられるのです。

 

そのため、上記で例に挙げたAIができないこと、苦手なことも、あと数年、数十年後には、クリアしているかもしれません。今後はAI自体の需要とともに、AIの技術開発に関わる人、AIエンジニアの需要もますます高まることでしょう。AIが発達し、仕事が大きく変わると言われているこの時代。AIエンジニアとして生き残る方法を模索するというのも、ひとつの方法といえるのではないでしょうか。