マザーボードの交換まとめ!自分で交換する場合と業者に依頼する場合を比較
マザーボードとは、パソコンを動かすために必要な重要なパーツのひとつです。
CPUやグラフィックボードなどのパーツを取りまとめているので、マザーボードが古いと搭載可能なCPUやグラフィックボードなどのパーツが制限され、新しいパーツが利用できません。
したがって、パソコンを長く使い続けるときには、性能を新しくするためにマザーボードの交換が必要になるのです。
今回は、マザーボードの交換について、自分で行なう場合と業者へ依頼する場合を比較し、詳しく解説していきます。
マザーボードの交換は自分でもできる?
マザーボードは、自分でも交換することができます。
ただし、冒頭でもお伝えしたようにマザーボードはパソコンにとって非常に重要なパーツで「マザーボードがパソコンの性能を左右する」とも言えます。交換の際には、適切なマザーボードを選ばなくてはいけません。
ここでは、マザーボードを自分で交換する際に気を付けたいポイントをご紹介します。
マザーボードの互換性
まず確認したいのは、マザーボードの互換性です。
マザーボードにはCPU専用の穴(ソケット)があります。CPUとソケットの数が合わなければ使えない可能性もあるので、交換用のマザーボードを購入する前に必ず確認しておきましょう。
また同時に、メモリの規格も確認しておきます。例えば、DD3メモリを搭載している場合、DD3メモリ対応のマザーボードしか使用できません。DD4対応のマザーボードに交換したとすると、それまで使っていたDD3メモリが使えなくなってしまいますので注意しましょう。
マザーボードのサイズ
マザーボードは、メーカーによってある程度はサイズが決まっていますが、すべてのメーカーで同じ規格があるわけではなく、統一されていません。
そのため、新しいマザーボードに交換するときには、マザーボードのサイズにも注意して選ぶ必要があります。交換用に購入したマザーボードが、現在使っているものよりも大きければケースにうまく入りませんし、小さければケースの一部を加工するなどが必要になることもあります。
PC部品交換の知識と工具
ソケット数やメモリの規格など、各パーツに対応しているはずのマザーボードに交換しても、一部のパーツと相性が悪いためにうまく認識されないというケースもあるようです。
したがって、マザーボードを交換する際には、同じようなスペックや部品を使っているパソコンと交換したいマザーボードとの相性をネットの口コミなどをチェックしておくのも重要です。
必要な工具はプラスドライバーがあればOKです。その他用意するべきものとして、CPUとCPUクーラーの間に塗るシリコングリス、作業用の静電気対策手袋、エアーダスターやライトがあると便利です。
交換の際にはマザーボード以外にもさまざまなパーツを取り外さなくてはならず、非常に複雑な作業となります。そのため、自分でマザーボードを交換したい場合は、パソコンの部品交換についての知識をしっかりと深めておく必要があると言えます。不安な場合は、業者に依頼するのが無難です。
Windows10のバックアップ・アカウントの同期
マザーボード交換の際は、Windows10のバックアップ、アカウントの同期を行なう必要があります。OSはHDDやSSDに入っていれば問題ありませんが、Windows10のライセンスは引き継ぐことができないためです。
Windows10をMicrosoftのアカウントと紐付ければ、デジタルライセンスでWindows10の認証がスムーズになります。
[Windowキー右クリック]→[設定]→[アカウント]を選択し、画面中ほどの「Microsoftアカウントでのサインインに切り替える」をクリック、アカウントとパスワードを入力すればOKです。
マザーボード交換をPC修理店に依頼する場合の費用
これまでご説明したとおりマザーボードの交換は複雑で、交換作業中にミスがあればパーツの故障やパソコンが一式使えなくなってしまう可能性もあります。作業が不安な方は、PC修理店などに依頼することもできます。
平均相場は12,000円~
お店によってマザーボードの交換にかかる工賃やパーツ代金は異なりますが、平均相場で言うと、パーツ代別途で12,000円~となります。加えて、パソコン内部の掃除やバックアップを含めるともう少し費用がかかるイメージです。
事前の見積もりを依頼する
工賃やパーツ代の他にも、依頼するお店によっても費用が変わります。
そのため、マザーボードの交換を依頼するなら、複数の店舗で事前見積もりをしてから決めるのがおすすめです。
マザーボードの交換だけでなくパソコンの設定もしてくれるなど、店舗によって追加のサービスも異なりますので、そういった面も含めて比較するのが良いでしょう。