パソコンの電源ユニットを交換する方法をやさしく解説!パソコン初心者が知っておきたい電源の基礎知識とは
パソコンの電源ユニットは、パソコンが正常に動作するために重要な役割があります。電源ユニットが寿命を迎えると、起動関連でトラブルが起こりやすいので、パソコンの調子が悪くなってきたときは電源交換をしてみましょう。
■パソコンの電源の交換時期は?
パソコンの電源ユニットは消耗品なので寿命があります。
新品のパソコンを購入してから2年~5年ほどが、電源ユニットの寿命とされているので、この期間を目安に交換を検討しましょう。
◇電源ユニットの寿命が近いときの症状
まだまだ現役で稼働できる電源ユニットを交換するのは勿体ないので、以下のような症状も参考にしてみてください。
・勝手に電源が落ちる
・電源スイッチが反応しない
・フリーズしやすい
・シャットダウンや再起動ができない
・ファンから異音がする
■パソコンの電源を交換しても起動しない
基本的に、電源ユニットの寿命でパソコンが起動しなかった場合、新しい電源ユニットに交換すれば正常にパソコンを起動させることができます。
・電源ケーブルと本体を接続していない
・電源ケーブルをコンセントに接続していない
・電源ケーブルのスイッチがOFFになっている
もし、電源交換してもパソコンが起動しないのであれば、上記のような凡ミスがないかを確認してみてください。
■パソコンの電源交換の値段は?
パソコンの電源ユニットは、製品によって値段がピンキリです。
5,000円前後の安価な電源があれば、40,000円を超える商品もあります。
基本的にメーカーパソコンの場合は規格も考慮して、そのメーカーが使用している電源ユニットを使うのが理想。各メーカーに問い合わせてみましょう。
◇業者に電源交換をしてもらう場合
業者に電源交換を依頼すると、以下のような費用がかかります。
・電源ユニットの値段:ピンキリ(5,000円~10,000円が目安)
・作業費用:5,000円~15,000円
・出張費用:無料~5,000円
電源交換を依頼した場合の総費用は、こちらも一言にピンキリです。
出張費用だけを見ても、無料な業者があれば2,000円~5,000円ほどかかるところもあります。
見積を比較しながら依頼先を探すのがベストです。
■パソコンの電源交換は初心者でもできる
パソコンの電源ユニットは、メーカー品でも自作パソコンでも「電源ユニット」を調達すれば、あとは接続方法さえ覚えれば簡単に交換できます。
電源ユニットはパーツ店などで購入できますし、メーカー品ならメーカーに問い合わせれば適した規格の電源ユニットが見つかるはずです。
電源ユニットの選び方はサイズやワット数などを見て選びますが、最も簡単な方法は今使っている電源ユニットと同じタイプを購入することです。
型番などが分からない場合、現物を持参してお店にいくか、スマホで画像を撮影しておくと便利です。
◇電源の交換方法
電源交換は、以下の手順です。
- 電源ユニットのコネクタをマザーボードに接続する
- 電源ユニットが設置されていた場所に新しい電源ユニットを設置する
手順としてはたったの2つだけです。
実際に作業するときは「どのコネクタをどこに差すのか?」で迷うので、これは古い電源ユニットを取り外すときに確認するようにします。
◇電源ユニットの取り外し方
電源ユニットを取り外すときは、各コネクタがどこに接続されているのかをスマホなどで撮影しておきます。
- 本体のカバーを開ける
- コネクタの接続先を撮影しておく
- 電源ユニットと接続されているコネクタをすべて外す
こちらも手順は2つだけです。
基本的に古い電源ユニットと同じタイプを購入しておくと、電源交換の際にコネクタの接続先は全く同じなので初心者でも簡単にできます。
■まとめ
パソコンの電源ユニットの交換は、ユニットから出ているコネクタをどこに接続するのか分からないため難しく感じます。
しかし、それさえ分かってしまえばコネクタを接続するだけで交換完了なので、初心者でも簡単にできます。