DVDドライブが開かない原因や修理方法を分かりやすく解説
DVDドライブが開かない原因は特殊な内容ではなく、起動しているソフトウェアやパーツが影響していることが多いです。今回は、DVDドライブが開かない原因や修理方法を解説していきます。
■DVDドライブが開かない原因
DVDドライブが開かない原因は、主に3つあります。
・ソフトウェアのロック
・ラベルシールの剥がれ
・そもそもの故障(プーリーベルトの劣化など)
それぞれ見ていきましょう。
◇ソフトウェアのロック
DVDドライブの開閉はハードだけで作動しているわけではなく、ソフトウェアも関係しています。
DVDを再生するためのソフトウェアがエラーなどによってロックをかけてしまうことがあり、この状態になると、DVDドライブの開閉ボタンを押しても反応しなくなります。
今使っているソフトウェアの設定や終了から、DVDドライブの開閉を試してみましょう。
それでもドライブが開かない場合は、パソコン設定の「DVD RW ドライブ」から開閉を試してみてください。
◇ラベルシールの剥がれ
表面にラベルシールが付いているDVDの場合、それが剥がれてしまって開閉できないというケースが稀にあります。
ラベルシールの粘着力はそこまで強くありませんが、プーリーベルトの緩みなど、他の原因と合わさってDVDドライブが開かないことが多いです。数回ほど開閉を繰り返してみましょう。
◇そもそもの故障(プーリーベルトの劣化)
そもそも、DVDドライブ関連のパーツが故障しているというのも主な原因の1つです。
DVDドライブはプーリーベルトがチェーンの役割になっており、ここが劣化で緩んでいると開閉できません。強制イジェクトボタンでDVDドライブを開いてみましょう。
■WindowsのDVDドライブが開かない原因
WindowsのDVDドライブが開かない場合、以下のような原因が考えられます。
・休止状態やスタンバイ状態になっている
・ソフトウェアのロック
・一時的なエラー
・BIOSの影響
それぞれ、原因を見ていきましょう。
◇休止状態やスタンバイ状態になっている
休止状態やスタンバイ状態になっていると開閉ボタンが反応しないため、起動状態にしてから試してください。
◇ソフトウェアのロック
Windowsでパケットライティングソフトウェアを使っている場合、DVDの取り出しが制限されていることがあります。パケットライティング機能を無効にしてから、DVDの取り出しを試してみましょう。
◇一時的なエラー
一時的なエラーが起きている場合、再起動をしてからDVDドライブが開くかどうかを試してください。
◇BIOSの影響
BIOSの影響でDVDドライブが開かないことがありますが、この場合はBIOSセットアップユーティリティを起動した状態で、DVDドライブの開閉を試します。
それでもDVDドライブが開かない場合、BIOSを初期化して試してみてください。
■DVDドライブが開かなかったら自分で修理できる?
DVDドライブを自分で修理できるかどうかは、原因によります。
ソフトウェア関連の場合、今使っているソフトウェアの設定や終了でトラブルを解決できます。しかし、そもそもパーツが故障している場合は、自分で修理をすることは難しいです。
◇強制的にDVDドライブを開く方法
DVDドライブは強制的に開くことができます。
まず、パソコンの電源をOFFにします。次に、開閉ボタンの周辺にある小さな穴(強制イジェクトボタン)を針金などで突きます。
そうするとDVDドライブが開くので、あとは手動でドライブを引っ張り出せばOKです。
■まとめ
システムの一時的なエラーでDVDドライブが開かないことも多く、この場合はDVDドライブが開かない原因が分かりづらいです。
基本的にすべてのソフトウェアを終了してパソコンを再起動すれば、原因不明のトラブルは解決できることが多いです。
その他、ホコリなどでトラブルを起こしているケースもあるため、定期的にクリーナーで内部を掃除しておくことも意識しておきましょう。
動画でも解説していますので、参考にしてみてください。