20代男性が狙われる!?フィッシング詐欺に騙されないコツ

利用サービス企業からパスワードリセットの警告メッセージが来たら、それは迷惑メールの一種、フィッシング詐欺かもしれません。

フィッシング詐欺にあうと、利用サービスのアカウント乗っ取りや、カードの不正使用などの大きな被害を受けてしまいます。

「ネットには慣れているし、気をつけている」「メールは使わないから大丈夫」、そう思っていませんか。

 

実は、SMSのフイッシング詐欺にあいやすいのはパソコンやスマートフォンを使い慣れているはずの20~30代の男性なのです。

恐ろしいフィッシング詐欺にあわないために、その特徴を知り、何に気をつければいいのか、押さえておきましょう。

 

■フィッシング詐欺とは?

 

フィッシング詐欺とは、さまざまな手段でユーザーの誤認を引き起こし、個人情報を入力・申告させて情報を盗み出そうとする行為です。この呼び名は英語の「フィッシング(fishing)」「洗練(sophisticated)」を合わせた造語だとの説があります。

 

■典型的なフィッシング詐欺って、どういうもの?

 

フィッシング詐欺に遭遇するパターンは主に3つです。

  1. メールやSMS
  2. SNS投稿
  3. 偶然のフィッシングサイト訪問

では、パターンごとに詳しく確認してみましょう。

 

パターン1:メールやSMS

Eメールや、スマホの電話番号を使うSMSメッセージを送りつけて、フィッシングサイトに誘導するパターンです。

多くの人が利用するWebサービス(決済サービス、ECサイトなど)からのお知らせや警告文を騙り、実在のサイトにそっくりのニセサイトのURLリンクをクリックさせ、さまざまな情報の入力を促します。

 

パターン2:SNS投稿

友人・知人などの間で利用するSNSにも、フィッシング詐欺の落とし穴が存在します。

特に、不特定多数の人が参加できるスペースに注意しましょう。SNSには誰もがシェアしたくなる動画やサイトなど、URLリンクつきの情報が日常的にアップされています。興味にかられてクリックすると、フィッシングサイトに誘導されてしまうことがあります。

 

パターン3:偶然のフィッシングサイト訪問

「直接連絡」「SNSの共有」以外でも、フィッシング詐欺にあう可能性があります。

偶然、フィッシングサイトを訪問してしまうケースです。

Googleの検索結果に出てきた、古いサイトがフィッシングサイトと化していたり、ネットサーフィン中に偶然、フィッシングサイトにたどり着いたりすることもあります。

なかには、誘惑的な文言や、大きな音を発して、人を惑わすサイトがあります。たとえば、突然警告音が鳴り響き、スマホやパソコンがウイルスに感染した、故障したと偽って、冷静さを失わせ、指定先への連絡を促すサイト、プレゼント当選や破格の条件を匂わして情報入力を促すといった悪質なサイトです。

 

■フィッシング被害を避けるため、最低限これは押さえよう

 

フィッシング詐欺にあわない、また、被害を拡大しないために、最低限守りたい点は以下の2つです。

  • URLリンクをクリックしない
  • パスワードを使い回さない

 

URLリンクをクリックしない

フィッシング詐欺の被害にあわないためには、フィッシングサイトに行かないのが肝心です。

つまり、大事なのはURLリンクをクリックしないことなのです。

メールなどにURLテキストのリンクがあったら、「URLテキスト」をコピーし、アドレスバーに貼り付けてリンク先へ行く、という手間を惜しまないのが大切です。

SNSなど、アプリによってはURLテキストの選択がうまくできないこともあります。その場合、URLリンクはクリックせず、公式サイトから問い合わせたり、確認するのが無難です。

 

【厳禁】パスワードの使い回し

パスワードの適切な管理でフィッシング詐欺は直接防げませんが、被害の連鎖を食い止める効果が期待できます。

もしもパスワードの使い回しをしていると、一度フィッシング詐欺にひっかかってしまえば、他の利用サービスのアカウントも同様に悪用される恐れがあります。

特に、金銭が絡むサービスの場合、大きな被害に発展しかねません。

面倒でも、定期的に利用サービスごとのパスワードの再設定や、使わないサービスの見直し・廃止をしましょう。

 

■万一、フィッシング詐欺にあったら?

 

普段から気をつけていたとしても、フィッシング詐欺の手口は巧妙で、結果的に多くの人が被害にあっています。

万一、フィッシング詐欺の被害にあったと気づいたら、すぐに対処するようにしましょう。

 

金融機関やカード、スマホ決済など

サービス事業者にもよりますが、銀行やクレジットカード、スマホ決済で不正利用による被害がわかった場合、補償を受けられることがあります。

参考URL:

≡一般社団法人 全国銀行協会

https://www.zenginkyo.or.jp/news/2016/n6389/

 

PAYPA 補償申請について

https://paypay.ne.jp/help/c0117/

 

もし、フィッシング詐欺に端を発する不正利用がわかったら、泣き寝入りせず、すみやかにサービス事業者の窓口と警察に届けを出しましょう。

 

SNSなどのWebサービス

自分のアカウントで不審な形跡を見た、違和感に気づいたら、あわてずにログインパスワードを変更しましょう。

フィッシング詐欺など、万一の際にアカウントを乗っ取られないよう、二段階認証の設定をしておくと安心です。

また、ウイルス対策ソフトを入れておくと、怪しいサイトには警告をだしてくれるので、合わせて検討しましょう。

 

■まとめ

フィッシング詐欺の手口は巧妙で、引っかかる人が後をたちません。

まずは、不審なURLリンクをクリックしない、フィッシングサイトに行かないのが大切です。

二段階認証の設定をしておくと、被害リスクを低減できるので、非常におすすめです。