修復ディスクの使い方と作成方法を徹底解説【Windows 10】

2020.12.14

近年ではテレワーク化も加速し、自宅でパソコンを使用して仕事する人がとても多くなりました。しかし、自宅で仕事をする際には何かしらのトラブルが発生した場合に、頼る人もおらず、自分で対処しなければいけません。

 

特にWindowsのシステムそのものに不具合が発生し、起動すらできない場合に「直し方がわからない」と悩む方も多くいるかもしれません。

 

そのときに使用するのが修復ディスクです。破損したWindowsのシステムを修復して正常な状態に戻すことが可能です。

 

そこで今回はWindows10の修復ディスク作成方法や使用方法を解説します。パソコンのシステムトラブルで困っている方はぜひ参考にしてください。

 

そもそも修復ディスクとは?

修復ディスクは、正式にはシステム修復ディスクといい、パソコンのOSのシステム不具合を修復したり、書き換えたりして問題を解決するためのトラブルシューティングツールです。

 

修復ディスクはCDで作成するの?

修復ディスクを作成する場合は、通常CD-R/DVD-Rメディアで作成しますが、USBメモリでも作成することが可能です。そのため、修復ディスクを作成する場合は事前にCD-RやDVD-R、USBなどの記憶媒体を用意しましょう。

 

USBメモリで作成する場合、修復ディスクの容量はCD-R一枚分の容量が必要になるため、容量には注意してください。

 

修復ディスクはリカバリーディスクとは別物

修復ディスクは、システムの修復を行なうディスクなので、リカバリーディスクと一緒ではありません。リカバリーディスクとは、パソコンを工場出荷状態に戻すためのディスクで、システム修復ディスクは、システムが正常に起動しなくなったときに回復させるためのディスクです。

 

システム修復ディスクの作成方法

続いて、システム修復ディスクの作成方法について見ていきましょう。システム修復ディスクの作成方法は順序通りに作業すれば、難しくはありません。

 

ディスクドライブの確認

修復ディスクを作成する場合はCD-RやDVD-RやUSBメモリにデータを書き込むため、ディスクドライブが搭載されているパソコンか、外付けのディスクドライブを用意する必要があります。

 

作成方法

  • まずはスタートボタンから設定→更新とセキュリティを選択します。

 

  • 更新とセキュリティ画面ではバックアップを選択してバックアップと復元を選択。

 

  • システム修復ディスクの作成が表示されたら、空のCD-RもしくはDVD-Rメディアを挿入して認識するまで待機します。

 

  • 認識したら、ディスクの作成をクリックし、完了まで待機すると、「ディスクのラベルに次の情報を記載してください」と表示されるので、閉じるをクリック。

 

  • 「システム修復ディスクが完成しました」と表示されたら、OKをクリックして完了です。ディスクドライブからディスクを抜いておきましょう。

 

修復ディスクの使用方法

上記の作業で修復ディスクが完成したら、次は修復ディスクを読み込ませる作業が必要になります。以下の手順に従い、修復ディスクを読み込ませてください。

 

  • パソコンのディスクドライブに修復ディスクを挿入した状態で、パソコンをシャットダウンします。外付けの場合はUSB端子へ接続しておきましょう。

 

  • パソコンのF8キーを押しながら電源ボタンを押して、起動させます。

※パソコンの種類によってキーが異なる場合があります。

 

  • 詳細オプションのなかから「トラブルシューティング」を選択します。

 

  • トラブルシューティングのなかから、実行したいトラブルシューティングを選択すれば完了です。

 

作業は指示通りに進むだけなので、決して難しい作業ではありません。もし、システムの不具合で起動が正常にできない方は、ぜひ試してみてください。