ADSL回線が終了するのはいつ?終了時期と乗り換え方法を徹底解説

2020.12.14

インターネットは時代が進むことで速度も向上して、今では光回線のように速い回線を使用できるように進化しました。

 

少し前まではADSL回線を使用している方が多く、当時はADSLでも速度が速いと実感できたでしょう。しかし、そのADSL回線も回線事業者やプロバイダ各社が終了することを発表しました。

 

そこで今回は、ADSL回線の終了時期と乗り換え方法を解説していきます。現在もADSL回線を使用している方は使用ができなくなる前に、光回線への乗り換えを検討しましょう。

 

◆ADSL回線のサービス終了時期はいつ?

ADSL回線の終了時期は回線事業者やプロバイダ各社によって異なります。現在発表されている内容では、NTT東日本・西日本がサービス提供を2023年1月31日までで終了すると発表しています。

 

また、ADSLの大手としてサービスを提供していたソフトバンクも2024年3月31日にADSLサービスを完全終了する予定と発表しました。

 

ほかの回線事業者やプロバイダも随時、終了時期を発表することが考えられるので、くわしくは使用している回線事業者やプロバイダのホームページを確認するか、カスタマーサービスに問い合わせて確認してみてください。

 

・ADSLが終了したらどうするの?

ADSL回線が終了してしまうと、現在使用している方はインターネットの使用ができなくなります。そのため、サービスが終了する前に光回線へ乗り換える作業が必要です。

 

乗り換える場合は、現在使用している回線事業者やプロバイダに光回線への乗り換えについて相談して料金体系を確認するとともに、自宅に光回線の工事が必要なのか確認することが必要です。

 

マンションなどでは光回線の工事が済んでいる場合が多いのですが、築年数が長い戸建て住宅の場合は、自宅まで光ケーブルを通す工事が必要になるケースもあります。工事の有無に関しては回線事業者やプロバイダの担当者へ相談してみましょう。

 

◆ADSLから光回線へ乗り換えた場合のメリット・デメリット

続いて、ADSL回線から光回線に乗り換えるメリットとデメリットについて見ていきましょう。

 

現在は、光回線を使用できないエリアは非常に少なくなっていますが、回線事業者やプロバイダによっては山間部などで現在も対応できない場所があるようなので、契約する場所については注意してください。

 

メリット

ADSLから光回線へ乗り換えた場合は、通信速度が速くなることが最大のメリットです。光回線では最大で1G(1000Mbps)までの速度の利用が可能になります。ADSLの場合は最大速度50Mbps、上り最大速度5Mbpsだったため、今までよりも何倍もの通信速度でインターネットを利用できます。

 

また、光回線のプランによっては電話料金が安くなるセット料金など、回線事業者やプロバイダごとに特典が豊富です。

 

最近では自宅の電気料金を回線事業者やプロバイダとセットで申し込むと、お得になるプランやポイントが多く貯まるプランなどもあるため、乗り換えがとてもお得です。

 

ADSL回線の終了ということもあり、乗り換え手数料、工事手数料が一切無料になるキャンペーンを行なう回線事業者やプロバイダもあるため、ホームページなどで調べてみてください。

 

デメリット

ADSL回線から光回線に乗り換えると、月額料金が1000円~3000円程度高くなる場合があります。しかし、回線事業者やプロバイダの料金体系などをしっかり確認して、キャンペーンなどを利用すれば、実質同じ値段で使用できる場合もあるでしょう。

 

このようにADSLから光回線に乗り換えるとメリットが多く、デメリットは少ないのが特徴です。

 

手続きが面倒で乗り換えを行なわずにADSLの使用を続けている方もいますが、ADSL回線のサービスが終了する前までには乗り換える必要があります。

 

まず、現在使用しているADSL回線を乗り換えた場合の料金体系や工事の有無を確認して、あまりメリットを感じなければ、他の回線事業者やプロバイダも確認してみましょう。