iPhoneが復元できない!考えられる原因と今すぐやるべき対処法
「iPhoneのバックアップをとったはずなのに、復元できない!」といった事態に陥ってしまったことはありませんか?バックアップ自体は問題なくできているにもかかわらず、iCloud、iTunesともに復元できないケースは少なくありません。
しかし、復元できなければ、その後の利用にも影響を及ぼしてしまいますよね。
今回はiCloud、iTunes、それぞれから復元できない場合に確認すべきこと、そして最終手段について紹介します。
■iCloudから復元できない場合に確認するべきこと
まずはiCloudから復元できない場合について、確認すべき点から見ていきましょう。
◇Wi-Fiに接続できているか?
iCloudからバックアップデータを復元するためには、Wi-Fiに接続していることが大前提です。
Wi-Fi設定がオフの場合はオンにしましょう。接続が不安定な場合は、場所を移動したり、別のWi-Fiを利用したりといった方法をとりましょう。
Wi-Fi接続速度が低下している場合、復元に数時間もの時間を要することがあり「フリーズしている?」「復元に失敗?」と、誤解してしまうケースもあります。
◇Apple IDは正しいか?
複数のApple IDを利用している場合、バックアップをとったApple IDと現在入力中のApple IDが異なっている可能性があります。もう一度、お持ちのApple IDを整理し、確認しましょう。
■iTunesから復元できない場合に確認するべきこと
それでは次に、iTunesから復元できない場合の確認事項について説明します。
◇iOSやiTunesのバージョンは最新版か?
iOSやiTunesのバージョンが古い場合、スムーズに復元できないケースがあります。
iPhone、Macともに最新バージョンかどうかを確認しましょう。
iPhoneのバージョンは、設定→一般→ソフトウェア・アップデートと進むことで確認できます。
最新バージョンへのアップデートを要求する画面が出なければ、現在のiOSは最新バージョンだと考えて問題ありません。
◇PCのネット環境に問題はないか?
有線LAN、Wi-Fiどちらにも言えることですが、インターネット環境に問題があると復元トラブルが起こりやすくなります。
有線LANの場合は、ケーブルに問題がないかなども併せて確認してみましょう。
◇「iPhoneを探す」機能はオフになっているか?
iPhoneを紛失した際の強い味方になってくれる「iPhoneを探す」機能ですが、この機能がオンになっていると正常に復元が行われません。
設定→サインイン→iCloud→iPhoneを探すを選択することで、切り替え可能です。
◇一度再起動すると復元できることも
理由は定かではありませんが、システムの不具合により復元ができないケースもあります。
そういった場合は、iPhone、PCともに一度再起動してみましょう。問題なく復元できることがあります。
■それでもダメなら、リカバリーモードからの復元を試そう!
上記にて説明した方法を試したにも関わらず、改善されない場合の最終手段「リカバリーモード」について説明します。
リカバリーモードを開始するための手順は、次の通りです。
・PCを立ち上げ、iTunesを起動する(iTunesが最新であるか確認しましょう)
・iPhoneの電源を切る
・PCとiPhoneをUSBケーブルにて接続する
その先は、現在お使いのiPhoneのモデルにより異なります。一覧表にまとめました。
iPhoneのモデル | 手順 |
iPhoneX iPhone8 /8Plus | 1.最初に音量アップボタンを一度押して離す。 2.音量ダウンボタンを一度押して離す 3.サイドの電源ボタンを長押しする(10秒ほど) |
iPhone 7/7Plus | 音量ダウンボタン、サイドの電源ボタンを一緒に長押しする(10秒ほど) |
iPhone 6s以前 | 電源ボタンとホームボタンを一緒に長押しする(10秒ほど) |
リカバリーモードの画面が現れるまで、長押ししてください。表示されたら、ボタンを離します。
最後にPC画面上にて「iPhoneを復元」を選択し、「復元とアップデート」を選んでください。
■まとめ
今回は、iPhoneが復元できない場合の原因や対処法について紹介しました。しかし、復元できなくなるには、様々な原因があります。システムの問題だけでなく、iPhoneの経年劣化や内部破損が原因となることもあります。
こまめにバックアップをとり、万が一の事態にも対応できるよう備えておきましょう。