【Windows10】パソコンのイヤホンが聞こえない(音が出ない)原因と症状
ゲームをするときや映画を見るときなど、パソコン生活においてイヤホンを使う機会は割と多いですね。
特にパソコン本体やイヤホンが壊れているわけでもないのに「音が出ない・・・」というトラブルに遭遇することがあると思いますが、今回は「故障」を除外してイヤホンの設定方法をベースに対策方法を紹介していきます。
■パソコンのイヤホンが聞こえない(音が出ない)原因と症状
冒頭で紹介したようにパソコン本体やイヤホンが故障していると音が出ないので、まずは接続や製品の状態をしっかりと確認しましょう。
・イヤホンとサウンド設定のいずれかのボリュームが0になっている
・サウンド設定でイヤホンを選択していない
・サウンド設定でイヤホン以外の端子もONになっている
・サウンドドライバーの不具合
基本的にパソコンのイヤホン関連は「サウンド設定」で調整できるので、ここで音が出ないトラブルの大半は解決できます。
◇音が出ない原因は?
イヤホンの音が出ない原因は様々ですが、故障を除けばサウンド設定のミスが多いです。
そのため、まずはサウンド設定をマスターすることからスタートしましょう。
◇音が出ない症状は?
パソコンにイヤホンを接続した状態における音トラブルの症状は、主に3つあります。
・イヤホンから音が聞こえず、スピーカーから音が聞こえる
・イヤホンとスピーカーの両方から音が聞こえる
・イヤホンとスピーカーの両方から音が聞こえない
この中でも、「イヤホンとスピーカーの両方から音が聞こえる」というのは良くあるトラブルです。
普通、イヤホンをパソコンに接続したら自動的にイヤホン以外の出力端子はOFFになりますが、パソコンは手動でイヤホン以外の出力端子をOFFにしなければならないことがあります。
■パソコンのイヤホンが聞こえない場合の対処方法
さて、パソコンのイヤホンが聞こえない場合の対処方法は、サウンド設定を知ることが最も大事です。
◇サウンド設定の場所と主な項目の意味
Windows10の場合、画面最下部のタスクバーに「スピーカーのマーク」があるので、それを右クリックすると「再生デバイス」を開くことができます。
・音量ミキサー:接続している端子のすべての音量を調整できる
・スピーカーのセットアップ:スピーカーのセットアップができる
・再生デバイス:再生するデバイスの一覧からON/OFFの切り替えができる
・録音デバイス:録音するデバイスの一覧からON/OFFの切り替えができる
・サウンドの問題のトラブルシューティング:サウンドに関するトラブルシューティングができる
スピーカーのマークを右クリックすると上記のような選択肢が出ると思いますが、その中でも「再生デバイス」や「録音デバイス」でイヤホンの設定ができます。
録音デバイスというのは「録音」という意味ではなく「出力」という意味で捉えておきましょう。
例えば、イヤホンマイクで友達と通話するなら、録音デバイスで接続しているマイク端子を選択しなければ、相手に自分の声が聞こえません。
◇サウンド設定のイヤホン設定の方法
イヤホンの音が出ない場合、サウンド設定の「再生デバイス」で以下の設定を行います。
- 再生デバイス一覧にイヤホンがあるかどうかを確認する
- イヤホンがない場合は接続できていないか認識されていないため、再度イヤホンを接続し直してみる
- 再生デバイスにイヤホンが表示されたら、イヤホンのアイコンを右クリックしてONにする
- イヤホンをONにしたら、イヤホン以外のデバイスをすべてOFFにする
イヤホンで良くある「スピーカーとイヤホンの両方から音が出る」というトラブルは、再生デバイスでスピーカーとイヤホンの両方が選択されているから起こります。
イヤホンだけで音を聞きたいなら、他のデバイスを無効にしましょう。
◇再生デバイスを設定しても音が出ない場合の対処方法
再生デバイスを調整しても音が出ない場合、その原因は音量であることが多いです。
- イヤホンの音量を上げる
- タスクバーのスピーカーアイコンを左クリックして音量を上げる
音量調整はスピーカーアイコンを右クリックして「音量ミキサー」からも調整できます。
◇サウンド設定や音量を調整しても音が出ない場合の対処方法
サウンド設定や音量を調整しても音が出ない、あるいはイヤホンやマイクが使えないといった場合、ドライバーを更新してみてください。
- 画面左下のスタートボタンから「Windowsの設定」を開く
- 画面上部の検索蘭に「デバイスマネージャー」と入力して検索すると、別窓でデバイスマネージャーが開く
- デバイスマネージャーの一覧から「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」のアイコンを左クリックすると一覧が表示される
- 一覧の中から該当するサウンドドライバーを選択すると「全般」でデバイスの状態が分かる
- 「ドライバー」では、「ドライバーの詳細」や「ドライバーの更新」を選択できる
デバイスマネージャーでは、各デバイスの状態を確認したり更新することができます。
■まとめ
今回はWindows10をベースにパソコンのイヤホンから音が出ない場合の対処方法を紹介しましたが、ポイントになるのは「サウンド設定」です。
紹介した内容以外にも「OSの不具合」や「Biosの設定」など様々な原因や症状があるとされていますが、素人レベルでは本当にそこが原因であると断定することが難しいです。
音が出ない場合はサウンド設定やドライバーの更新など一般的な対処方法を試してみて、それでもトラブルが解決できない場合はメーカーに問い合わせてみるのがベターです。
動画でも解説しておりますので参考にしてみてください。