根本から電気代節約！電気料金を安くする4つの方法

家計を節約したいと思った場合、多くの人が思い浮かべるのは電気代の節約ではないでしょうか。もちろん節電も大切ですが、より効果的に節約したいのであれば、根本から電気代を見直すことが重要といえます。

そこで今回は、根本から電気代を節約するための4つの方法をご説明します。

■契約プランを見直す

現在の電気料金契約プランの内容がどのようなものか、ご存知でしょうか？仮に同じ電力消費量だとしても、プランによって電気料金は変わります。東京電力のプランの一部を見てみましょう。

・夜トクプラン

日中不在がち。炊飯器や食器洗い乾燥機を夜間にタイマーで使用するなど、夜間に電気を使うことが多い人向け。

・プレミアムS/L

家族が多い人や、ペットを飼っているため1日中冷暖房を使用するなど電気の使用量が多い人向け。一定量までは定額制。

・スタンダードS/L

一人暮らしから大人数まで様々な暮らしに合ったプラン。アンペア別の契約から、大量の電力使用向けの契約まで、スタイルに合った契約が可能。

これらのプランの他にも、オール電化住宅向けのプランや電気とガスのセットプランなどもあります。

上記のプラン名は東京電力の場合ですが、実際には他の電力会社にも複数のプランが用意されています。現在の電気料金プランと、電気の使い方が本当に合っているかどうか、見直してみてはいかがでしょうか。

特に家をリフォームするときや家族が増えたときには、見直すチャンスです。

■契約アンペア数を下げる

基本料金のない新電力ではない限り、必ず請求料金に含まれている「基本料金」を安くするためには、契約アンペア数を下げることが必要です。

東京電力の場合のアンペアと基本料金の一覧表をご確認ください。

つまり、使用電力量が同じだとしても、基本料金が変わるだけで節約できるということです。ただし、契約アンペアを下げる前には、現在の使用量を把握しておきましょう。

「契約アンペア＝使用できる電力」のため、無闇に下げてしまうとブレーカーが落ちる原因となります。

■新しい電力会社に切り替える

電力自由化により、好きな電力会社を選ぶことができるようになりました。新電力会社を選ぶメリットとしては、「電気代の削減」「セット割りなどの恩恵」「申し込みによるキャッシュバック」などが挙げられます。

全てのケースで電気代が安くなるわけではありませんが、現在の契約内容を確認したうえで適切な電力会社を選ぶことで、大幅な削減が期待できる可能性もあるでしょう。中には基本料金0円といった電力会社もあり、人気を集めています。

ただし、電力会社を切り替える際には、電気料金の額だけでなく、解約時の違約金の有無や支払い方法についても確認しておくことが大切です。

■家電の買い替えを検討

「まだ使える家電を買い換えることは、節約にならないのでは？」と思う人もいるかもしれません。しかし、10年以上前の家電を使用している家庭では、家電の買い替えは立派な節約です。

経済産業省・資源エネルギー庁が発行している「省エネ性能カタログ2017年冬版」によると、401〜450Lサイズの冷蔵庫の場合、2007年当時の電気代は15,228円、2016年の年間電気料金は9,531円との記載があり、その差は約5,697円となっています。

40V型の液晶テレビの場合、5,832円から2,214円とその差は約3,618円、2.8kwのエアコンの場合、29,052円から24,354円とその差は約4,698円です。仮に冷蔵庫、液晶テレビ、エアコンの3種を買い替えたとすると、年間13,000円以上もの節約となります。

家電の買い替え目安は約10年です。節電した分を貯金に回すことで、次のサイクルにて適切な買い替えができるメリットもあります。

買い替えの際には、部屋の大きさや利用条件と製品のサイズが適切かどうかも確認しましょう。

そうした点もしっかりと確認することで、効率の良い節約が期待できるのです。

http://www.tepco.co.jp/ep/private/plan/index-j.html

https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/more/pdf/winter2017.pdf