クラウドとは?今さら聞けないクラウドについてわかりやすく解説

あなたはクラウドとは何か、情報を探していますか?
クラウドはどのようなものでしょうか。

パソコンやスマートフォンの普及でインターネットやIT技術が多く利用されるようになりました。
それに伴い使われることが増えたのが「Yahoo!メール」や「Gmail」などのクラウドサービスです。
それでは、身近なツールを交えながらクラウドについて見ていきましょう。


◆初心者OK。今さら聞けない「クラウド」とは?


・クラウドとはどういう意味?


クラウドとは、元々「雲」という意味の英語からきています。

フワフワと浮かんでいる雲のように、インターネット上で様々なサービスを利用できる仕組みのことをクラウドと呼びます。


「クラウド・コンピューティング」というのが正式な名前ですが、一般的にはクラウド、と略して呼びます。

 

総務省の「企業におけるクラウドサービスの利用動向」によると、企業の60%がクラウドを使用しています。

 


◆3つに分かれているクラウドの種類


クラウドは、主に3つに分類することができます。


・IaaS(イアース)


Iaasは、ストレージ、サーバーなどのクラウドサービスです。

主要なものとしては、Google Compute Engineなどになります。

 


・PaaS(パース)


開発用のサービスをクラウドで提供するものをPaaSと呼びます。

主要なものとしては、AWS(Amazon Web Services)、Microsoft社のAzure IaaSなどになります。

 


・SaaS(サース)


SaaSは、ソフトウェアやアプリをクラウドで利用できるものです。

主要なものとしては、Yahoo!メール、Gメール、Microsoft Office365、Googleドキュメントなどになります。

 


◆こんなにも多くある!身近にあるクラウドとは?


ここでは、意外と身近にあるクラウドサービスを見ていきましょう。

私達が普段何気なく使っているものもクラウドだったりします。

 


・クラウドでの音楽配信


1つ目のサービスは、クラウド型の音楽配信です。

近年では、様々な歌手がインターネット上で楽曲配信しています。

音楽配信の黎明期には、1曲ずつダウンロードをするのが主流でしたが、現在では「サブスク(サブスクリプション)」が多くなっています。


サブスクとは、新聞のように定期購読を意味し、月額使い放題のことで音楽などが聞き放題となります。

クラウドの仕組みとサブスクを組み合わせることでユーザーはたくさんの音楽を聴けます。
主要なサービスとしては、Spotify、Line Musicなどがあります。

 


・Adobe Creative Cloud


2つ目のサービスは、Adobe Creative Cloud(アドビ・クリエイティブクラウド)です。

最近では、様々なアプリやソフトウェアがクラウド化されていますが、このサービスはAdobe社が提供するクリエイター向けのツールです。

画像加工のPhotoshopやイラスト加工のIllustlator、ウェブデザインのDreamweaverなど色々なソフトが月々980円〜で使い放題となっています。

クラウド化される前はこれらのソフトは高額だったため、クリエイターにはありがたいサービスです。

 


・その他のクラウドサービス


その他のクラウドサービスとして、iCloud、Googleマップ、Drop Boxなどがあります。

 


◆クラウドのメリットとデメリット


クラウドにはメリットも多くありますが、デメリットもあります。両方見てみましょう。

 


・クラウドのメリット


メリットとしては次のようなものがあります。


・無料で使えるサービスがたくさんある


クラウドサービスには、フリーで使えるものが多くあります。

例えば、Googleドキュメント等は無料で利用できます。

GoogleドキュメントとGoogleスプレッドシートは、Microsoft社のWordやExcelと互換があるソフトですがフリーで使えます。

 

・複数のデバイスで使える


インストールするアプリやソフトと違い同時に様々なデバイスで利用できます。

例えば、パソコンでアクセスしているDrop Boxにスマートフォンでもアクセスすることが可能です。

 

・デバイスの性能に左右されない


計算処理やストレージの容量はクラウド側で持っているので、パソコンの性能に左右されません。

極端な表現をすればインターネットが繋がっていて、画面が表示できれば良いので、テレビでもパソコンでも違いはありません。

 


◆クラウドのデメリット


デメリットとしては、次のようなものがあります。


・表示スピードが遅くなる場合がある


クラウドサービスは、インターネットを利用するため回線スピードに影響を受けます。
インターネット速度が遅いとクラウドサービスも表示スピードが落ちます。


・オフラインでは使いにくい
クラウドサービスはインターネットに接続するため、オフラインではアクセスできないこともあり不便なことがあります。

モバイルインターネットを使っている場合に圏外の場所があると、クラウドサービスに接続できなくてイライラしてしまうかもしれません。

 


【まとめ】

「クラウドとは」についてご説明してきました。

クラウドはデメリットもありますがメリットが多いため、あなたのパソコンライフに活用してみましょう。