パソコンで再生される動画を保存する方法を解説!保存する際の注意点も紹介
「パソコンで再生されている動画を保存できたらいいな」と感じたことはありませんか。動画を保存できれば、永久にデータとして残しておけますし、いつでもオフラインで動画を見ることが可能になりますよね。
そこで、今回はソフトをインストールしなくても動画を保存できる方法や無料ソフトを使う方法、注意点について解説します。
■パソコン画面で再生されている動画を保存する方法
パソコンの画面で再生されている動画を保存する方法について2つ紹介します。
◇Windows10標準搭載のゲームバーを利用する
Windows10のゲームバーという機能を使えば、パソコンの画面で再生されている動画を録画して保存することが可能です。
ゲームバーはWindows10から搭載されているゲームのプレイ映像を録画する機能です。名前からするとゲーム専用なのかなと考えてしまいますが、ゲーム以外にもブラウザなどの録画もできるので、再生している動画を録画して保存までできてしまいます。
使い方としてはとても簡単で、Windows10のパソコンであれば[Windowsキー]+[G]でゲームバーを簡単に起動できます。
ゲームバーが起動されたら、[●ボタン]をクリックすれば、今現在見ている画面の録画が開始にされます。
録画停止する場合は[■ボタン]で停止をクリックしてください。自動的に録画されたデータはパソコン内に保存されます。
というように、とても簡単に操作ができ、すぐにパソコンの画面を録画できます。Windows10だと言う方は、録画ソフトなどを用意するよりはゲームバーの方の利用をおすすめします。
◇動画保存用のソフトを利用する
ゲームバーで録画できる方が便利ですが、中にはパソコンのOSがWindows10ではなく、Windows8や7だという方もいるでしょう。もしOSが古い場合は動画保存用のソフト利用をおすすめします。次におすすめの動画保存用ソフトについてまとめています。
- 動画ダウンロード保存6
- Audials One 2021
- e動画録画8
上記3つの動画保存用ソフトはどれもYouTubeやニコニコ動画など有名動画サイトに対応しており、自分の好きな動画をパソコンに保存できます。
また、パソコンに保存するだけでなく、スマホに持ち歩いていつでも動画をオフラインで見たいという方もいるでしょう。そういった方のためにソフトによっては動画をスマホ用サイズに変換できる機能も存在します。
■パソコン画面で再生している動画を保存する際の注意点
パソコン画面で再生されている動画を保存するには著作権問題への注意が必要です。どのような保存方法が禁止なのか詳しく見ていきましょう。
◇YouTubeは動画保存が禁止されている
YouTubeでは基本的に動画を保存・ダウンロードすることは利用規約で禁止されています。しかし、全ての動画が禁止されているというわけではありません。例外としてあげられるのは、公式マークのついたチャンネルから配信されている動画、またはクリエイティブコモンズ(再利用OK)の動画です。
ただし、クリエイティブコモンズ以外の動画に関しての再配布、編集して投稿などは著作権上違反になる行為なので、公式チャンネルの動画を楽しみたい場合は私的利用のみに留めておきましょう。
公式チャンネル以外の動画も保存したいという方は、YouTubeプレミアムへの登録がおすすめです。月額1,180円の費用が発生しますが、動画を著作権違反にならずに保存できます。YouTubeプレミアムに登録すると動画の保存以外にも、オフライン再生できる機能やバックグラウンド再生、広告削除といった機能もあるので、YouTubeを多く見るという方にはおすすめです。
◇VODサービスの画面保存は著作権法に抵触する
VODサービスの画面保存はどこのサービスも禁止にしています。YouTubeと違い例外もありません。よって、録画やダウンロードした時点で規約違反したことになり、場合によってはアカウント停止になりVODサービスの利用ができなくなる可能性があります。
また、著作権に関してはとても厳しく録画だけでなく、画面のスクリーンショットだけでも著作権法に触れる可能性があります。ですので、どのような画面でも保存することはやめておきましょう。
もし、動画を保存したいという場合は一時的に映画やドラマが保存できる、VODサービス独自のダウンロード機能を使い保存すると著作権を気にせずに保存できますよ。また、VODサービスにある保存機能はオフライン再生もできるのでおすすめです。
◇サービス画面を保存する場合は利用規約を確認
パソコンで再生されている動画を録画したい場合は、配信サービスサイトの利用規約を確認してから録画してください。
利用するサービスによってはダウンロード禁止という文言が入っている可能性があるので、注意して確認しましょう。
利用規約にダウンロード禁止という文言が入っているのにもかかわらず、録画やダウンロードした場合はアカウント停止になる可能性があります。最悪の場合、著作権違反となり罰則を受けざるを得ない状況になる場合もあるので、絶対に利用規約は確認しておきましょう。
■無料で動画保存をしたいならBandicam
パソコンのOSがWindows8や7でゲームバーを使えない場合や有料ソフトは使いたくないという方は無料ソフトのBandicam(バンディカム)がおすすめです。Bandicam(バンディカム)はゲームのプレイ映像はもちろん、パソコンの画面を録画できる無料のソフトです。
無料とはいえ、Bandicamには有料版もあり、無料と有料では機能に差があります。
- 無料版は最大10分までしか録画できない
- 無料版はロゴが動画内に入る
この2つに関して無料版がデメリットに感じてしまいますが、いいように考えれば、2つ以外の機能は全て無料で使えるということです。
有料で契約した方がいいに越したことはありませんが、初めて使う場合であれば、お試しとして無料版のBandicamを使ってみるといいでしょう。
それでは、ダウンロードから録画方法まで解説します。
◇Bandicamをダウンロード&インストール
BandicamのURLから[ダウンロード]をクリックすると、ファイルがパソコンにダウンロードされます。
ファイルをダウンロードした後に[インストール用のデータ]をダブルクリックしてソフトをインストールしてください。
◇画面録画モードに変更
Bandicamが起動した後[ホーム]をクリックして画面録画モードに変更しましょう。
◇ウィンドウサイズや位置変更は可能
画面録画モードの[指定した領域]をクリックすると撮影範囲の枠が表示されます。
枠のサイズはデフォルトの設定なので、変更したい場合は左上にある[ウィンドウ範囲変更ボタン]をクリックしてください。
次に[指定した領域]→[ウィンドウサイズの選択]の順番でクリックすることで、画面録画の撮影範囲のサイズを変更できます。
また、画面録画の枠は自由にカーソルで動かすことが可能なので、撮影範囲の変更も簡単です。
あらかじめ撮影するウィンドウを選んでおきたいという場合は、左上の[ウィンドウ範囲変更ボタン]→[録画範囲の選択]の順番でクリックしてください。
カーソルが表示されるので、録画したいウィンドウを選べば、選んだウィンドウ全体が録画範囲になります。
また、[フルスクリーン]を選択するとパソコンの画面全体を録画することも可能です。
フルスクリーンで撮影したい場合、ディスプレイなどの選択も可能です。ディスプレイの選択には左上の[ウィンドウ範囲変更ボタン]→[フルスクリーン]→[ディスプレイ]の順番でクリックしてください。
◇RECボタンを押して動画保存
録画の準備が整ったら、録画枠右上にある[●REC]をクリックすると録画が開始されます。
Windows10搭載のゲームバーに比べれば操作性が少し難しいように感じますが、慣れれば簡単に使えるようになるのでぜひ、ダウンロードしてみてください。