USBを使ったWindows10 クリーンインストール方法を解説!パソコンに流し込む手順も合わせて説明

2020.10.24

PCに新しいソフトをインストールしたりOSをバージョンアップしたりする際には、クリーンインストールの方が望ましい場合があります。クリーンインストールとは、インストール済みのソフトウェアなどを一旦消去してから、新たに最新のソフトウェアをインストールすることです。

 

一旦消去することで、新しいソフトをインストールするとき、既存のソフトの影響を受けずにインストールすることが可能になります。

 

では、さっそくクリアインストールの手順について見ていきましょう。

ここでは、Windows10に生じている何らかの不具合をクリーンインストールによって対処する方法について紹介します。

 

Windows10インストール方法

以前はOSやソフトウェアをPCにインストールする際に、ドライバ(セットアップ用のCD)を用いるケースが一般的でしたが、最近はドライバのついていないノートPCも少なくありません。しかし、ドライバがなくても、メディア作成ツールを使用することで問題なくインストールをすることができます。

 

ただし、メディア作成ツールを使用するにはそもそもPCをインターネトに接続して使用できないといけなません。そのため、PCにエラーが生じている場合は、別のPCとUSBメモリを使ってメディア作成ツールを一旦インストールし、その後エラーを起こしているPCにクリアインストールするという流れで対処する必要があります。

 

・メディア作成ツールのインストール方法

Windows10のメディア作成ツールをインストールしたいときには、USBメモリをPCにセットしてから、Microsoft社のメディア作成ツールのダウンロードページにアクセスします。

 

「ツールを今すぐダウンロード」をクリックすると、インストールの手続きがスタートするので、指示に従ってインストールを行ないます。

 

・USBメモリにメディア作成ツールを保存

ダウンロードしたメディア作成ツールを実行すると、「Windows10セットアップ」というウィザードがスタートします。

 

「実行する操作を選んでください」の場面で、「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択し、「USBフラッシュドライブ」を選択すれば、UBSにメディア作成ツールを保存できます。

 

・注意点

USBを使ってクリーンインストールをする際の注意点は、以下の3点です。

 

・高速インターネット通信のできる環境で実施すること

・USBメモリに8GB以上の空き容量があること

・Windows10をインストールするには、時間がかかるので、時間に余裕をもって作業をおこなうこと

 

以上に注意して、USBメモリのダウンロード中にエラーや不都合が生じないように注意しましょう。

 

Windows10を流し込む手順

メディア作成ツールをダウンロードしたUSBを使って、PCにWindows10を流し込む(適用させる)方法を解説します。

 

・WindowsをUSBメモリから起動する

USBにメディア作成ツールをダウンロードしても、USBを差し込んで起動しただけではクリアインストールがスタートしない機種が大半です。クリアインストールをするためには、PCのBIOSを設定して、USBから起動するように設定を変更する必要があります。

 

ほとんどのPCは、「F2」を押しながら起動すると、BIOSの設定が行えます(ただし機種によっては操作方法が異なる場合があるので、PCの説明書にて「BIOSの設定」の手順を確認してください)。

 

・プライマリパーティションの確認

プライマリパーティションとは、システム起動が可能な状態のことを指します。

メディア作成ツールの入ったUSBがプライマリの状態にすることで、USBを使ってWindows10を起動させられるということです。

 

・インストール

USBを選択してインストールをスタートすると、セットアップが開始するので、指示に従って、Windowsをインストールします。

 

インストールが完了したら、ユーザー情報の入力などWindowsの初期設定に移行します。