HDD交換のまとめ!自分で交換する場合と業者に依頼する場合を比較

使っているパソコンの起動や処理が遅くなった、容量がいっぱいでデータの保存ができない、という場合HDDの交換によって問題が解消するケースも多いです。

 

HDDは、故障防止のため4~5年で交換するのが良いとされています。

難しそうだと敬遠してしまいがちですが、実は意外と作業は簡単で、自分で交換作業を行なう方も少なくありません。

今回は、HDDの交換を自分でする場合と業者に依頼する場合を比較してご紹介します。

 

HDD交換は自分でもできる?

冒頭でもお伝えしたように、内蔵HDDの交換は自分でもすることができます。

基本的には、ネジで固定されているHDDを入れ替え、元通りにケーブルを繋ぎなおせばOKですので、プラスドライバーさえあれば作業可能です。

 

交換用のHDDはさまざまな種類のものが売られています。

違うメーカーでも互換性はありますが、現在入っているHDDのメーカーを選ぶのが安心です。

容量は、同じか少し大きいものが良いでしょう。

 

また、接続規格にも2種類あります。

使用しているパソコンのHDDがどちらの規格かも確認しなければいけません。

加えて、デスクトップとノートパソコンではHDDのインチ数が違いますので、購入の際は間違わないよう注意してください。

 

HDD交換はデータを移行する必要がある

HDDを交換する際には、データを移行する必要があります。

データ移行をしなければ、これまで保存してきたデータやプログラムがすべて消えてしまいます。

それだけでなく、パソコン自体が起動しなくなってしまうこともありますので、必ずデータ移行を行ないましょう。

 

HDD交換はクローンを作って交換

基本的には、HDD交換の際は、新しいHDDでクローンを作って交換するのが最もスムーズでおすすめです。

クローンとは、HDD内にあるデータやプログラムだけでなく、OSそのものも含めてコピーすることを言います。

こうすることで、HDD交換後、OSのインストール不要ですぐに使用開始できます。

 

クローン作成ができるさまざまなフリーソフトが公開されているので、使いやすそうなソフトをダウンロードしてデータ移行を行ないましょう。

この場合、多くは新しいHDDの他に、HDDケースと呼ばれる製品が別途必要になります。

 

ノートPCのHDD交換は専用工具と注意が必要

ノートパソコンのHDD交換を行なう場合、デスクトップのHDDを固定しているよりも小さなネジが使われているため、精密ドライバーのような専用の工具が必要です。

また、ネジはかなり小さいため、作業中に無くしてしまうことのないようによく注意しておかなければいけません。

 

また、先にもお伝えしたように、デスクトップとノートパソコンではHDDのインチ数が異なりますので、購入間違いにも注意しましょう。

 

HDD交換をPC修理店で交換する場合の費用

HDD交換は、パソコンの修理店などに依頼することもできます。

ここでは、HDD交換を依頼する際の費用について解説します。

 

平均相場は約15,000円~

お店によってHDD交換にかかる工賃やパーツ代金は異なります。

平均相場で言うと、約15,000円~となります。

 

自分で交換する場合は、パーツ代金と必要であればHDDケースの購入が必要です。

どういったパーツを選ぶかにもよりますが、HDDが6~10,000円、HDDカバーが1~3,000円が大体の相場です。

 

事前の見積もりを依頼する

工賃やパーツ代の他、どのお店に依頼するかも、費用の金額を左右します。

そのため、HDD交換をパソコン修理店に依頼する際には、最初から一店舗だけに決めるのではなく、複数の店舗で事前見積もりを依頼して決めるのがおすすめです。

 

店舗によって取り扱うパーツが異なる場合もありますし、見積もりで同じくらいの料金であっても、交換されるHDDの容量に違いがあることも考えられます。

 

複数の店舗で見積もりを取ることによって、より費用を抑えてより容量が大きく快適に長く使えるHDDへと交換してもらえる店舗を選ぶ手助けになります。

今お使いのパソコンを長く使い続けたい方は特に、この手間を惜しまず相見積もりを取るのが良いでしょう。