この携帯電話ってウイルスに感染してる!?ウイルスの種類と確認方法は?5つの対策方法

スマホはガラケーとは違い、パソコンに近い性質を持つ携帯電話です。様々なアプリをインストールすることで便利に活用することができる一方、ウイルスに感染する可能性も高まっています。スマホがウイルスに感染した場合、どういった症状が出るのでしょうか。

 

今回は、スマホがウイルス感染しているかもしれないと思ったときにやるべきこと、ウイルス感染した場合に出る症状についてご紹介します。

 

 

■携帯電話のウイルスの種類

 

現在の日本で使用されているスマホは、主にiPhoneとAndroidの2種類です。2014年のデータでは、200万以上発見されたウイルスのうち、ほぼ100%がAndroidを狙ったものでした。

 

一体どういったウイルスがあるのか、具体的な種類についてみていきましょう。

 

・電話帳や端末情報などの個人情報を抜き取る

・持ち主が気づかない間に、他人に迷惑メールを送信する

・Android端末やSNSアカウントを乗っ取る

・リモートアクセスツールを用いて、盗撮や盗聴を行う

 

上記はあくまで一例であり、日に日に新しいタイプのウイルスが発生していることに注意が必要です。

 

 

■こんな症状が出たらウイルス感染または不正アプリの可能性大!

 

次に、ウイルス感染や不正アプリの可能性が高い症状について説明します。思い当たる節がないか、ひとつずつご確認ください。

 

・スパムメールや迷惑電話が急に増えた(電話帳の個人情報が流出した可能性)

・自分のプライバシーが外部に漏れている(盗聴・盗撮の可能性)

・インストールした覚えのないアプリが入っている

・メールやSNSでのやりとりが流出している

・勝手にパスワードが変えられていて、ログインできない

・SNSを乗っ取られ、なりすましが起きている

 

ウイルス感染や不正アプリの目的は、単なる嫌がらせではないことが多いです。個人情報の入手やプライバシーの侵害などを目的としているため、症状もそういったタイプのものが多くなります。

 

あわせてウイルス感染や不正アプリの可能性が低い症状についても見ておきましょう。

 

・スマホ本体の電源が何度も落ちる

・登録した覚えのないメルマガが配信される

 

スマホのウイルスは、前述しましたように金銭的目的が絡んでいるケースが多く、スマホ本体の不具合を誘発するケースは多くありません。電源が落ちるなどのケースは、本体の経年劣化などによるものが多いです。

 

またメルマガ配信に関しましても、出会い系サイトや怪しげな内容のものでなければ、一概にウイルス感染による影響とはいえません。

 

 

■Androidの携帯電話からウイルスを守る5つの対策

 

それでは一体どうすればAndroidの携帯電話からウイルスを守ることができるのでしょうか。5つの対策をお伝えします。

 

◇盗難、紛失に注意する

パソコンと異なり、持ち歩くことが多いスマホは盗難や紛失の被害にあいやすくなります。万が一の事態に備え、パスワードロックや遠隔ロックを利用しましょう。また、古くなった端末を売却、廃棄する際にも、個人情報データは完全に消去してください。

 

◇OS、アプリケーションは常に最新版を使用

面倒だからと古いアプリケーションを使い続けると、ウイルス感染の可能性を高めます。更新通知が届いたら、すぐにバージョンアップしましょう。

 

◇アプリは信頼できるサイトからDLする

運営者の身元が不明なサイトからのダウンロードは大変危険です。また、公式サイトに似せた悪質なサイトもあります。アプリをダウンロードする際には、本当に安全なサイトかどうか確認しましょう。

 

◇アプリケーションの権限を確認

公式サイトのアプリであったとしても、権限を確認することは大切です。所有者情報や連絡先情報といった情報は、アプリを使用するのに本当に必要でしょうか。もし不安を感じた場合は、アプリのインストールを諦める決断も必要です。

 

◇無料のアクセスポイントに注意

Androidの携帯電話には無線LANの接続機能がついていますが、パスワード不要にて使用できるアクセスポイントの利用には注意が必要です。無料で接続できるように見せかけて、個人情報を入手するアクセスポイントも存在します。

 

あなたの大切なAndroid携帯をウイルスから守るためにも、上記対策を徹底してください。万が一ウイルスに感染した場合は最終手段として処分してしまうことも視野にいれましょう。個人情報やカード情報などが詰まったスマホをウイルスに感染した状態で放置するのは非常に危険です。

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