パソコンがウイルスに感染してる!?感染症状を確認してすぐに駆除を!
ウイルスに感染したパソコンを放置しておくと、情報流出や不正侵入など様々な問題を引き起こす可能性があります。パソコンがウイルスに感染してしまっているか不安に感じた場合、どのようにして確認すればよいのでしょうか。
今回は、パソコンがウイルス感染しているかもしれないと思ったときにやるべきことや、ウイルス感染の際に現れやすい症状についてご説明します。
■こんな症状に要注意!パソコンがウイルスに感染しているかも
最初に、パソコンがウイルス感染している可能性の高い症状をご紹介しましょう。
◇インターネットに関する症状
・操作をしていないにもかかわらず新しいサイトが開く
・突然ページの読み込みが遅くなった
・知らない間にお気に入りのリストにサイトが増えている
・セキュリティに関するサイトにアクセスできない
◇パソコン動作に関する症状
・勝手に再起動を繰り返す
・アプリケーションが強制終了する
・パソコンがフリーズする
・広告のポップアップが次々表示される
◇メールの症状
・送信フォルダに見覚えのないメールがある
・友人や知人から「あなたのアドレスから意味のわからないメールが届いた」と言われた
・メール画面にログインできない
これらすべてがウイルス感染によるものとは言い切れません。しかし、上記のような症状が発生した場合は、いちどウイルス感染を疑ったほうがよいでしょう。
■パソコンがウイルスに感染したと思ったら即やるべきこと
パソコンのウイルス感染を疑ったときには、次の手順での作業が効果的です。
◇ウイルス対策ソフトの更新確認またはダウンロード
すでに現在パソコンにウイルス対策ソフトが入っている場合は、最新盤になっているか、期限が切れていないかを確認しましょう。ソフト自体が入っていない場合は、ウイルス対策ソフトを購入後、ダウンロードしてください。
◇外部と遮断する
ケーブルをつないでインターネットに接続しているパソコンの場合は、ケーブルを抜きます。無線LANでインターネットに接続しているパソコンの場合は、ワイヤレス機能をオフにしてください。外部と遮断することにより、外部へのウイルスの進出や、現状以上の情報漏洩を防ぐことができます。
■ウイルス駆除は自分でできる?
ウイルス駆除自体は、基本的に自分で行うことが可能です。ダウンロード済みのウイルス対策ソフトには、駆除機能が導入されているケースが多いため、説明に従い進めていきましょう。
しかし、残念ながら全てのウイルスを駆除することはできません。ソフトを用いても駆除できない場合は、リカバリーを行い、以前バックアップをとった段階まで戻したり、プロに依頼したりすることをおすすめします。
■自分のパソコンをウイルスから守るために
パソコンがウイルスに感染した際の対策についてご紹介しましたが、何よりも大切なのは、ウイルス感染を防ぐことです。そのためには、不用意に宛先の不明なメール、添付ファイルを開かない、不特定多数が利用するパソコンにてパスワードを保存しない、広告をむやみにクリックしないといった自己防衛対策が必要となります。
また、ウイルス対策ソフトやブラウザを常に最新版に保つことも忘れてはいけません。ウイルス対策ソフトは無料、有料を問わず様々なタイプのものがあります。サポート面を考えた場合、有料が便利ですが、ご自身の近い方やパソコンスキルに合わせて必要な方を選ぶとよいでしょう。
■まとめ
パソコンのウイルス感染は、決して他人事ではありません。日々、最新のウイルスが誕生し、感染経路を広げていると考えるべきです。
普段のパソコンと違う動きや症状が出てきた場合は、今回ご紹介した対策をすぐにとり、二次感染を防いでください。インターネットに接続し続けている限り、新たな感染者を増やすだけでなく、現在感染しているウイルスが新たなウイルスを呼び込む可能性もありますので、日頃から注意を払うようにしましょう。