テレビの正しい廃棄方法は?家電リサイクル法って何?

不要になったテレビは、どのように廃棄すればいいのでしょうか。

 

また、テレビの廃棄と関連する家電リサイクル法とは、どんなものでしょうか。

 

ここでは、テレビの正しい廃棄方法と、家電リサイクル法について見ていくことにします。

 

また、パソコンファームで引き取り可能なテレビとはどのようなものなのかを解説します。

 

■テレビの廃棄と家電リサイクル法

 

2001年(平成13年)4月1日に家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)が施行され、家電製品のうちエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機の4品目は粗大ごみとして捨てることができなくなりました。

 

家電リサイクル法が施行されたのは、各粗大ごみ廃棄施設で粗大ごみの処理が困難になってきたからです。

 

各家庭から出される粗大ごみの中には、大型の重量物や、非常に固いものも含まれています。

 

特に家電製品にはこういったものが多く、しかも再利用できるものが多いにもかかわらず、粗大ごみとして埋め立てられてしまっていたのです。

 

そこで、廃棄物を減らし資源を有効利用しようという観点から新たな法律が施行され、これらの4品目はリサイクルが義務付けられることになったわけです。

 

家電リサイクル法はその後一部が改正され、平成16年4月1日から電気冷凍庫が電気冷蔵庫の区分に加えられました。

 

さらに、平成21年4月1日から液晶テレビとプラズマテレビ、衣類乾燥機も追加となっています。

 

では、テレビの廃棄はどのように行えばいいのでしょうか。

 

 

■テレビの廃棄方法

 

テレビの廃棄方法はいくつかあります。

 

・買い替えの場合

 

テレビを買い替える場合は、新しくテレビを買う電気店で古いテレビを引き取ってもらうことができます。

 

・廃棄のみの場合

 

基本的に、購入した電気店に引き取ってもらうことになっています。

 

しかし、購入した電気店がわからない場合や、その電気店がすでに閉店している場合などは、家電リサイクル受付センターに引き取りを依頼することができます。

 

依頼は電話でもインターネットでも申し込めますので、各市町村の自治体に問い合わせてください。

 

回収を依頼する場合は、メーカー名と型番を調べておく必要があります。

 

ちなみに、家電リサイクル受付センターに処分を依頼する場合は、「リサイクル料金」と「収集運搬料金」がかかります。

 

 

◇リサイクル料金とは

 

廃棄する家電製品はリサイクル施設に運ばれ、解体されて鉄やプラスチックなどの素材としてリサイクルされます。

 

このために必要な料金を、テレビなどを廃棄する人に負担してもらうのが、リサイクル料金です。

 

 

◇収集運搬料金とは

 

リサイクルする家電製品は、収集運搬会社によって指定引取場所に一時保管されます。

 

その後、各メーカーのリサイクル施設に搬送されますが、このうち指定引取場所まで運ぶ料金を、家電製品を廃棄する人に負担してもらうのが収集運搬料金です。

 

 

■家電4品目の廃棄料金

 

家電4品目の廃棄料金は以下のようになります。

 

・リサイクル料金と収集運搬料金

                   リサイクル料  運搬料   合計

テレビ(15型以下)   1,836円 2,571円 4,407円

テレビ(16型以上)   2,916円 2,700円 5,616円

冷蔵庫(170L以下)   3,672円 3,100円 6,772円

冷蔵庫(171L以上)   4,644円 3,100円 7,744円

洗濯機(衣類乾燥機) 2,484円 3,100円 5,584円

エアコン               972円 3,100円 4,072円

※上記料金はあくまでも目安です。

 

ちなみに、一部の家電量販店では、新しく家電製品を購入しなくても訪問・引き取りのサービスを行っていますので、詳細は各量販店に問い合わせてください。

 

この場合の引き取りは有料ですが、便利なサービスですからこちらを利用してもいいでしょう。

 

 

◇料金に含まれないもの

 

家電リサイクル受付センターに回収を依頼する際に払うリサイクル料金や収集運搬料金には、「家電製品を取り外す」、「家電製品を家の外に運び出す」ための料金は含まれていません。

 

家電製品の取り外しや移動は、回収依頼者自身で行うか、別の事業者に委託する必要があります。

 

 

■パソコンファームで引き取り可能なテレビとは

 

パソコンファームで引き取りの出来るテレビはいくつかの制限があります。

リサイクル業界の技術の向上や法的な制限によって、都度受け入れ条件が変わる場合がありますので、詳しくはホームページの「取扱製品一覧」をご覧いただきますようお願いします。

また直接お電話での問い合わせも可能です。

まず無条件で受け入れが出来ないテレビは「ブラウン管テレビ」になります。

次に「割れた液晶テレビ」や「故障した液晶テレビ」は基本的には受け入れができませんが、受け入れ条件が変わることがありますので、お問い合わせください。