Windowsパソコンにウイルス対策は必要?有料ソフトが不要な人はどんな人か解説
調べ物や動画などの閲覧の際にはいまやほとんどの人がスマートフォンを使っているかもしれません。
そのため、ウイルス対策を意識することなく生活できていますが、パソコンはウイルス対策が必要なのではないでしょうか。
この記事ではWindowsのパソコンでウイルス対策が本当に必要なのかを解説します。
■Windowsパソコンにウイルス対策は必要か?
結論から言うと、Windowsのパソコンではウイルス対策は必要です。
対策となる情報の更新を怠った場合にはウイルスに感染してしまう可能性が高まるからです。
ただし、使う人のセキュリティに関する知識やOSの種類によって必要になる対策は変わります。
WindowsにはOSの種類がWindows 11、10、8.1などがあります。
Windows 8以上であれば標準機能に「Windows Defender」というウイルスチェック機能が使えます。
ウイルスに感染しても自分で対処できるほどの知識がある人は「Windows Defender」以外にセキュリティソフトを導入する必要はないでしょう。
■Windows Defender とは?
Windows Defender はMicrosoft社が提供しているWindowsのセキュリティ対策ソフトです。
多くのユーザーがセキュリティ対策ソフトを入れていないという状況から標準機能として提供されており、ウイルスやマルウェアを検知して隔離する機能などがあります。
個人で使用する用途であれば十分な効果が発揮することがテストで判明しています。
また、現在もWindows Defenderという名称で親しまれていますが、2020年5月のWindows 10のアップデート以降は「Microsoft Defender」と正式名称が変更になりました。
■有料のセキュリティソフトは必要か?
有料のセキュリティソフトはパソコンの利用用途によっては必要になります。
個人のパソコンで個人情報や機密情報を扱う人は、ウイルス感染によって情報漏洩が起きてしまうことを防ぐ必要があるためです。
例えば
- 氏名、電話番号、住所などを管理する場合
- 新製品の公開前情報のデータを格納する場合
- 経営戦略に関する議事録を見る事ができる権限がある場合
などがあります。
どのような用途でパソコンを使うか、その用途で使う場合の情報漏洩リスクを考えて決めると良いでしょう。
■代表的な有料セキュリティソフト
パソコンにインストールする有料セキュリティソフトの中でも多くの実績がある代表的なソフトを紹介します。
-Trendmicro ウィルスバスター クラウド
Trendmicro社は海外の企業ではありますが、ウィルスバスターは日本人向けに作られており、わかりやすい作りになっています。
また、パソコンに詳しくない人にも親切なサポートが充実していることも選ばれている理由の一つです。
クラウド版はインターネット上でスキャンをかけるため、スキャン中にパソコンに負荷がかかりにくくなっています。
そのため、パソコンの動作が軽くなります。
ウィルスバスター クラウドは年単位のライセンス契約型の製品であるため、有効期限がすぎる前に更新が必要です。
-norton ノートン360
ノートン360はインストールするパソコンの台数と契約期間に合わせてエディションや契約の種類が選べる製品です。
スタンダードでは1年契約のみですが、台数は1~3台まで選択できます。
1台で1年契約の場合、4,780円とリーズナブルな製品です。
また、3台や5台以上でのデラックスエディションやプレミアムエディションも存在します。
-ZERO スーパーセキュリティ
ZERO スーパーセキュリティは買い切り型のセキュリティソフトです。
メーカーのサポート終了までは更新料などは特にかかりません。
1回の購入でパソコン3台まで使用できます。
ただし、ライセンスはパソコンに紐づくため、パソコンを買い替えるときなどにはZERO スーパーセキュリティも再度購入が必要な場合があります。
■有料のセキュリティソフトが不要な人
前述の通り2パターンの有料セキュリティソフトが不要な人がいます。
- セキュリティ知識が豊富でWindows Defenderのみで十分な人
- 重要な情報を扱わない用途で使用する人
これらの用途で使う人は有料のセキュリティソフトを利用しても特に利点はないため、不要です。
■ウイルス対策の例
有料のセキュリティソフトを利用する以外にも、パソコンの使い方でウイルス対策をする方法があります。
-OS・ソフトウェアを最新の状態にする
Windowsの更新や使っているソフトの状態を最新にすることで対策となります。
OSのアップデートにはウイルス対策のコードが含まれていることがあり、ソフトウェアの更新にも脆弱性への対策が含まれている事があるためです。
すべてのアップデートにウイルス対策が含まれているわけではなく、機能の追加のみが提供されることがありますので、更新内容をチェックするといいでしょう。
-期限切れのセキュリティソフトをパソコンの中に放置しない
有料、無料問わずセキュリティソフトにはライセンスなどの有効期限があります。
更新をせずにインストールしたままだとウイルス対策の情報が更新されず、攻撃されやすい状態になってしまいます。
そのため、有効期限が切れたセキュリティソフトがあればすぐに更新する、もしくはアンインストールして別のセキュリティソフトを使用するようにしましょう。
-不審なメールを閲覧しない
なりすましメールなどは色や画像付きのHTML形式でのメールで送られてきます。
HTML形式でのメールは閲覧する際に自動的にウイルス感染させる物があるため、身に覚えのない送り元からのメールは不用意に開かないようにしましょう。
-怪しいサイトを閲覧しない
なりすましメールと同様にサイトを開いた際にパソコンをウイルスに感染させるサイトも存在します。
メールと同様に怪しいサイトは不用意に開かないようにしましょう。
-身に覚えのないexeファイルを開かない
メールやサイトを開いた際にexeファイルがダウンロードされることがあります。
意図してダウンロードしたものであれば問題ありませんが、見に覚えのないファイルの場合、実行するとウイルスに感染する場合があります。
自分でダウンロードしたかわからないような場合には、セキュリティソフトのスキャン機能を利用して、そのファイルがウイルスファイルかどうかチェックするといいでしょう。
■まとめ
Windowsのパソコンにはウイルス対策が必須ですが、使い方、セキュリティ知識によっては標準機能でも十分なウイルス対策がされます。
ただし、Windowsの更新が終了したWindows 8などの古いOSを使っている場合にはセキュリティ情報が更新されず無防備な状態になってしまいます。
さらに2023年にはWindows 8.1のサポートが終了する予定のため、Windows 8.1もセキュリティが弱くなることがわかっています。
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